スタバこと “スターバックスコーヒー” が日本に上陸したのは今からおよそ25年前の1996年のこと。以来、日本では空前のカフェブームが到来し、それは現在でも続いている。真面目な話、それまでは「大人の喫茶店はドトールかルノアール」だと思っていました。

それはどうでもイイとして、スタバは “フラペチーノ” を始めとする多くの未体験グルメを日本に根付かせてきたが、その1つが「クッキー」であろう。それまで我々が知っていたクッキーとは一線を画す、本場の(?)クッキー。本当に美味しいよね!

・クッキー革命

私、P.K.サンジュンは幼い頃から「クッキー」と言えば、外はサクサク・中もサクサクの焼き菓子だと思って生きてきた。明治や森永のクッキーがその代表例で、これはこれで今でも十分に美味しいし、個人的にもとても好きなお菓子である。

だがしかし、現在カフェなどに並ぶクッキーは1枚1枚がどっしりと重く、なんなら食事の代わりになるほどボリューミ―。さらに言えば中身はしっとり、時にはネットリとした「この1枚で全てを終わらせる系」の、破壊力あふれる1枚がほとんどだ。

もちろんコーヒーとの相性はバッチリだから、ついついカフェなどで手が伸びる人も多いハズ。カロリーはハンパなく高いが「それでもいいや」と思わせるほど、カフェのクッキーは最高だ。

・美味しい……けど高い

1つだけ弱点があるとするならば、それなりにお値段が張ること。例えばスタバの「チョコレートクランチクッキー」は、税込価格209円する。スタバにいると錯覚に陥りやすいが、1枚209円は普通にいいお値段ではなかろうか? クランキーチョコ2枚買えまっせ?

その点、コストコとで発見した「バラエティークッキー」は24枚入りで税込998円だから、1枚当たりの価格は約42円。およそ1 / 5のとはかなり安く感じてしまう。もしコストコのクッキーが美味しいなら、もうコストコのクッキーだけ食べていればいいのでは……?

というわけで、今回は「スタバのクッキー」と「コストコのクッキー」を食べ比べてみることにした。コストコのクッキーは「ダークチョコ」「ストロベリー」「イングリッシュトフィー」の3種類で構成されているため、食べ比べるのはスタバの「チョコレートクランチ」とコストコの「ダークチョコ」である。

・食べ比べる

さて、まずは重さを測ってみるとスタバの方が17グラムほど重い。スタバの価格をそのまま据え置くと、コストコのクッキーは60円弱になるだろうか。いずれにせよ、まだまだ絶対的な価格差がある。

で、まずはスタバのクッキーを味わってみると、口に入れた瞬間に広がる小麦粉の香り、惜しげもなく練り込まれたチョコチップ、そしてしっとりとした食感。その全てがマーベラス。やはり世界のスターバックス様、クッキー1枚にも隙は見当たらない。

お次にコストコのクッキーはというと、まずスタバにはあった小麦の香りが感じられなかった。食感はしっとり……というよりネットリ系で個人的にはかなり好み。チョコチップの量はスタバよりやや劣るが、それでも十分「1枚で満たされるクッキー」の条件を満たしていた。

・スタバの方が美味しいが

結論を申し上げると、1枚1枚のクオリティの高さはやはりスタバの方が上である。当然、好みの問題もあるだろうが、2つを食べ比べたら「スタバの方が美味しい」という人が多いのではないだろうか?

だが、個人的には「俺はコストコのでイイ」と感じたことも紛れもない事実。なにせ価格が大きく違ううえ、コストコのクッキーも十分にウマい。「24枚も食べるのか?」はさておいて、コストコの「バラエティークッキー」は超コスパ優良な商品であった。

ちなみにコストコのクッキーは、冷蔵庫で保管すればかなり日持ちする。スタバに限らず「カフェのクッキー美味しいけど高いよ……」とお考えの方にはピッタリの商品なので、興味がある人はぜひチェックして欲しい。


オススメ度(☆5中): ☆☆☆☆(美味しくてリーズナブル!)
また買う度(☆5中): ☆☆☆☆(2~3家族でシェアすると最高)
オススメシチュエーション: 1枚で朝の腹ごしらえくらいは出来るほどボリューミー。コーヒーとどうぞ。


参考リンク:コストコ公式サイト
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.