肉といえば「牛肉」、ステーキといえばやっぱり「牛肉」だと私(佐藤)は思っている。あえて肉の格付けをするなら1位牛肉、2位豚肉、3位鶏肉の順番になってしまうのは私だけだろうか? いや、多くの人がこの格付けに賛同するだろう。

だが、その順位を覆すような豚肉料理を提供するお店が存在した! 東京・自由が丘の「マロリーポークステーキ」はその名の通りポークステーキ専門店だ。ここに行けば、牛肉に退けをとらない立派なステーキに出会うことができる。「豚は牛の格下」という概念が変わること請け合いだ!

・ポークステーキ専門店

このお店は、「いくら丼専門店波の」、「サーモン丼専門店熊だ」を運営する株式会社57(ごじゅうなな)が手掛けるポークステーキ専門店だ。昨年11月に誕生したに自由が丘店に続き、2021年4月1日には横浜・東戸塚に2号店をオープンしている。


メニューはもちろん豚が主役。6つのサイズのポークステーキが用意されており、それぞれに山の名前が付けられている。

300グラムの高尾山(税別899円)、450グラムの富士山(税別1299円)、600グラムのマッターホルン(税別1699円)、1キロのキリマンジャロ(税別2699円)、1500グラムのエベレスト(税別3499円)。

さらに世界最高峰のエベレストを超えるサイズのオリンポスは重量2キロ! 7~8人のシェアサイズで価格は税別4599円となっている。

これらは単品価格で、別途「ライスorパンセット」「サラダセット」(いずれも税別399円)が用意されているほか、セットにはコーンポタージュとソフトドリンクが付いている。今回は450グラムの富士山をサラダセットでお願いした。


・見たことがないほどの厚さ

豚肉は一般的にしっかり加熱をしないといけないので、調理に時間がかかる。牛肉ステーキのようにレアで提供することができない。したがって出てくるまでには時間がかかるだろうと予測していた。サラダとポタージュを食べながらのんびり待とうかなと思っていたら……。


もう出てきた! 早い!! 私が想像していたよりもずっと早く出てきたぞ!


なんという巨大な肉塊だろうか。いまだかつて、これほどまでにデカい豚肉料理を見たことがない。少なくとも、ポークステーキでこの厚さを目にするのは初めてだ。推定3センチ……、いや5センチはあるんじゃないか?


豚肉は、「国際味覚審査機構」で2020年に三ツ星を受賞した大麦仕上三元豚を使用しているそうだ。特製のタレに漬け込んで低温長時間の火入れを行い、仕上げに表面をパリっと焼き上げている。カットして中を見ると、うっすらピンクに色づいているのがわかる。今の季節にふさわしい桜色だ!


肉質はとても柔らかく、さっぱりとしてクセがない。塩コショウだけで食べても十分に美味いのだが、ニンニクソース・オニオンソースを付けて食べると、ソースのコクが加わって、さらに美味しく食べることができる。


個人的には、柚子胡椒をつけて食べるのが1番気に入った。柚子胡椒をやや多めに肉の上に乗せて食べると、辛味が肉の旨味を一層引き立ててくれる。


・東戸塚に新店舗オープン

ちなみに4月1日にオープンする東戸塚のお店では、高尾山(東戸塚店では270グラム通常価格990円)を開店から3日間限定で税別330円で提供するそうだ。なお、なくなり次第終了とのことなので、お近くの方は訪ねてみてはいかがだろうか。とにかく、このポークステーキを食えば、豚肉の見方が変わるぞ!


・今回訪問した店舗の情報

店名 マロリーポークステーキ
住所 東京都目黒区自由が丘1丁目25-3
時間 11:30~14:30(L.O.14:00) 17:00~22:00(L.O. 21:30)
定休日 なし

参考リンク:マロリーポークステーキPRTIMES
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24