奥さん、ご存じですか? 世の中には『ロピア』なるとんでもない激安スーパーが存在することを──。つい先日、私、P.K.サンジュンはたまたまロピアに足を運ぶ機会があったんですが、ちょっと衝撃を受けましたよね。ロピア、マジでヤバいです。

何がヤバいかって、どのスーパーでも日によって破格の目玉商品があるじゃないですか? それが「メチャメチャ多くの商品に適用されている」と考えてください。ズバリ、2021年はロピアの年になる予感がビンビンしております。

・突然のロピアデビュー

私がロピアを訪れたのは偶然の成り行きでした。ウワサの「台湾パイナップル」があると聞き錦糸町の西友に訪れたのですが「まだ販売していない」とのこと。慌てて調査を進めたところ「平井のロピアで売っている」との情報を得たのです。

ロピア……なんじゃそれ? 正直に申し上げて私は『ロピア』のロの字も知りませんでした。それもそのハズ、公式サイトによるとロピアは都内に9店舗あるものの、都心部にはまだ進出していないようです。シティボーイである私の生活圏内にロピアはありません。

ところが、当サイトの練馬区在住、Yoshioはロピアを知っていました。どうやらYoshioはずいぶん前にロピアデビューを果たしているようで、こんなことを教えてくれたのです。


「西東京市の田無にあるからたまに行くんだけど、人気すぎて土日は車を停められないから。なんなら平日でも激混みだから。というか、単なる日本のコストコだから。四の五の言わずに行ってみロピア!!」


どうやらロピアは激安スーパーのようですが、日本のコストコって(笑)。私は生粋のコストコチルドレン。そんじょそこらの激安では感動しない体になってしまっています。とはいえ、台湾パイナップルだけはどうしても購入する必要があったので、私はロピアに足を運ぶことにしました。

・日本のコストコ?

さて、店頭にあった説明によると、ロピアの店名は「ロープライスのユートピア」がその由来だそうです。訳すと「激安の理想郷」ですから、ずいぶん大胆な名前を付けたな、と思わずにいられません。

で、無事に台湾パイナップルを発見した私はロピア散策を開始! そしてすぐにド肝を抜かれましたよね……だって、


国産豚が「100グラム99円」ですよ?


スーパーで買い物をされないご主人たちはピンと来ないかもしれませんが、奥様たちはお分かりですよね? 外国産の豚肉ならまだわかりますが、国産ですよ? しかもブロックじゃなくてスライスしてありますから。うちの近所のスーパーでは220円くらいが相場です。

「や、やるじゃん……! でもこれが今日の目玉なんでしょ……?」なんて思っていたのも束の間、そこには豚肉をも凌ぐ衝撃価格が。


国産鶏ムネ肉「100グラム49円」──。


マジかよ! 確かにムネ肉は鶏の中でもリーズナブルな部位です。一般的なスーパーでも100円を切ることは珍しくありません。……が、49円はない! あり得ない!! 200歩譲って外国産の冷凍ものなら100グラム60円代もあり得ますが、49円なんて昭和40年代の価格ではないでしょうか?

・肉以外も安い

どうやらロピアの前身は肉屋だったようで(店内のモニターで流れてた)、とにかく肉が安いです。さらに言うとオリジナルブランドが豊富で、自社製ポークウィンナーは800グラムで驚異の698円! シャウエッセンが超高級食材に思えるレベルです。

さらに言うと、肉だけではなく魚やお菓子、調味料もメチャメチャ安かったですね。あとは総菜コーナー! だって、大きさこそそこそこではあるものの、ピザがワンホール550円ですから。海鮮がしっかりのったシーフードピザですら698円ですから。ロピア、マジでヤバいです。

現在ロピアは関東を中心に50店舗弱を展開しているようですが、近所にロピアがある人は勝ち組と言ってイイでしょう。というか、メチャメチャ助かりますよね。だって、毎日が目玉商品だらけですから。まさに「ロープライスのユートピア」でしかありません。

コストコと比較してもロピアは対等に戦えるものが多く、年会費がないハードルの低さを考えると「ロピアがあるからコストコに行く必要がない」という人も出てくる気がします。もちろんコストコでしか買えない外国製の商品もありますが、それを差し引いてもロピアはコストコの強力なライバルになり得ることでしょう。

というワケで、初めてのロピアはかなりの衝撃体験となりました。生活圏内にロピアがないのは残念ですが、今後も定期的にロピアをマークしていきたいと思っています。ロピア、マジでヤバいです。

参考リンク:食生活ロピア
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.