大人気ですね、『かじるバターアイス』。私(江川)もさっそく食べてみましたが、人気も納得の美味しさです。そのものの美味しさも話題ですが、SNS等ではこのアイスを本物のバターのごとく使用したアレンジレシピ的なものがバズったりしています。

特にトーストに乗せたりとか、ホットケーキに乗せるアレンジなどは好評を博している様子。ロケットニュースでも色々な料理で試しています

もう出尽くした感があるかもしれませんが、もしかしたらここが初出しなものがあるかもしれない、とっておきのアレンジスタイルがあるんですよ。大人専用のナイスなのが。

・まずは定番のアレ

それではさっそく作っていきましょう。用意するのはもちろん『かじるバターアイス』。半分か、もしくはそれ未満で十分でしょうか。他に必要なのは、ラム酒とお湯です。


もうこの辺でピンときた方も多いでしょう。そうです。『かじるバターアイス』で、ホットバタードラムを作るのです。今回は「キャプテン モルガン スパイスドラム」というラムを使いましたが、個人的にはお勧めしません。

手に入りやすいものでしたら、マイヤーズやパンペロ アニバサリオ、バカルディ、凝ったところでハバナクラブとかのダークラムがいいと思います。

私の住むエリアのラム偏差値が低く、近隣のお店ではなぜかキャプテンモルガンしか売っていなかったという事情。このお酒自体は悪くないのですが、今回の用途に限っては、やや強めなバニラフレーバーがクドいと感じました。

作り方は簡単。切ったアイスを耐熱グラスに入れ


お湯と


ラムを注いで混ぜるだけ。


分量は各自お好みで。順番もこの通りである必要はありません。全部混ぜればOK。アイスは本物のバターより甘みが強いかわりにコクが薄いので、本物のバターで作る時よりラム少なめで、アイス多めが良い気がします。私も途中でアイスを追加し、何だかんだで半分くらい入れました。


ホットバタードラム経験者でしたら得に言うことは無いでしょう。未経験者も是非飲んでみてください。とても甘く、いい感じにラムが香っておいしいですよ。


・2品目

さて、ラムでイイ感じになったところでしょうか。実は今回は、もう一品ご用意しています。さっきのは食前酒のようなもの。メインディッシュに行きましょう。

使うのは、先ほどの残りのアイスです。もう溶けかかっていると思うので、便宜上グラスの中に入れておきます。これなら完全に溶け切ってしまっても問題ありませんので。


それではメインディッシュで使う食材を用意します。その前に、お湯は片づけてしまいましょうかね。


あっ!


ちょっとラムが効いてきたのでしょうか。手が滑ってお湯をグラスの中に注いで……


ああっ!!


予期せぬ事態に焦ってしまったのでしょうか。さらに手が滑ってしまいました! なんということでしょう。うっかりウィスキーを注いでしまいました。いけませんね。


お湯の段階ではまだ挽回もできたものの、ウィスキーまで入ってしまっては完全に手遅れです。勿体ないので飲みましょう。さあ皆さんもご一緒に。ラムほどメジャーではない気がしますが、実はウィスキーもバターとの相性がかなりいいのです

濃厚な甘さと深みのある味わいで、人によってはラムより好ましく感じるかもしれません。ウィスキーにも色々あるかと思いますが、甘めのウィスキーが良いかと思います。度数の高いアルコールが苦手な方でも、アイスでマイルドになり飲みやすいかと。


・3品目

気を取り直して次に行きましょう。『かじるバターアイス』を丸々1本使い切ってしまいましたが、こんなこともあろうかと2本用意していました。

まずは適当にアイスを切り出し、それを鍋に……


ああーーーーーッ!!!


なんという事でしょう。やはりラムの後にウィスキーは効きすぎましたね。またしても手が滑って、あろうことか手元にあったドライジンを入れてしまいました


こうなってはもはやどうにもならないので、お湯を注ぎましょう


アクシデント的に手が滑りまくりましたが、全く問題はありません。ウィスキー以上にマイナーかと思いますが、実はジンもホットにすればバターとの相性がいいのです

ホットバタードジン的な。こちらはウィスキーやラムと違い、キレのあるビターな味わい。バターの甘みとほのかなコクの向こうから香るジュニパーベリー。そして心地いい苦み。最高です。まあ、クセがあるので、先に紹介した2品より人を選ぶかと思います。

コクと言う面ではやはり本物のバターが勝りますが、まろやかさはアイスの方が上回っているかと。ちなみに今回は「ボンベイ サファイア」というドライジンを用いましたが、これはより合いそうな他のジンが切れていたため。

個人的にはタンカレーや、カクテルでは定番のビーフィーターが無難かと思います。バターとの相性がどうなのか不安もありますが、「季の美」でチャレンジしてみるのも、結果が予想できず面白いかもしれません。

というわけで、大人なアレンジ方法3種でした。紹介の仕方はフザけた茶番でしかありませんでしたが、美味しいのは本当なので、是非試してみてください。

執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.