本日2月12日はレトルトカレーの日。1968年のこの日、日本初のレトルトカレー『ボンカレー』が発売された。そこで40周年を迎えた2008年に大塚食品によって制定されたのが、この記念日である。

1食食べきりの量で手軽に作れるレトルトカレーは今や当たり前の存在。スーパーにいけば様々な商品が並んでいるが、難しいのは高いからと言ってウマイわけではないということ。そこでレトルトカレー好きである私(中澤)が、コスパ良いと思うレトルトカレーをご紹介したい。

・その1『いなば チキンとタイカレー(グリーン)

このテーマで選ぶなら、いなば食品の缶詰カレーは外せない。なにせスーパーで100円くらいで売ってるのに、舌がチリつくようなスパイシーさはガチ。かと言って辛いだけじゃなく、ちゃんと深い旨味があるから凄い。製造国がタイなだけあり本場の味だ。


・その2『MTR ミックスベジタブルカレー

いなばのカレーはウマイけどほぼカレーソースなのがなあ。とにかく具が欲しい。そんなあなたにオススメしたいのが『MTR ミックスベジタブルカレー』である。

MTRはインドで有名なレトルト会社。それだけに日本のレトルトカレーの常識は通用しない。税込350円なのにパウチからは具の洪水。酸味のきいた辛さのすっきりする後味は、まさに暑い地域の料理という感じである。肉が入っていないのにガッツリしているためベジタリアンにもオススメ。


・その3『Freshmate Co. チキン・カラヒ・カレー

「まあ、でも肉欲しいよね」という人には『Freshmate Co. チキン・カラヒ・カレー』がオススメ。パキスタンのレトルト会社なので、本場の味でありつつも、ゴロッとしたチキンは嬉しい。税込460円ながら一切日本人の舌に寄せていない味は、街のインドカレー専門店以上に本場を味わえるはず


・その4『キッチン88 インドカレー・バターチキン

インド人留学生も「これはウマイ」と断言したのが『キッチン88 インドカレー・バターチキン』である。コク深いまろやかさの中に辛さがキラめくこのカレー。そのきらびやかさは目が覚めるようで、日本人の舌的にも激ウマだ。これで320円なら安い。


・その5『北野エースPB 大人のためのビーフカレー

最後にオススメするのは極めて日本っぽいカレー。レトルトカレーの品ぞろえが異常なスーパー・北野エースから発売されている『大人のためのビーフカレー』だ。

税込405円にして、懐かしさすら覚えるトロみのあるソースと優しい辛さ。しかしながら、安っぽさはなく、食べていると思わずにはいられない。「こういうのでいいんだよ、こういうので」と

──以上である。当たり前の存在だが、掘れば深いレトルトカレー。その個性もまた本場系から家系、ソース主体から具勝負のものまで様々だ。そのため、人によって5選の答えは違うことだろう。この記事が、あなたのベストレトルトを探す手助けになれば幸いだ。

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.