“ヤツ” の噂を小耳に挟んでおよそ2年──。なんでもヤツは「あったら即買い」とか「コストコで1番美味しい」と聞く。ところがどっこい、月1ペースでコストコに通っているにもかかわらず、私、P.K.サンジュンが『レッドグレープフルーツ』と出会うことはついに1度もなかった。

そのレア度はもはや幻に近く、なんならツチノコ級。いつしか『レッドグレープフルーツ』の存在そのものを忘れかけていたのだが……あった。つい先日コストコに出かけた時のこと、ついに幻の『レッドグレープフルーツ』と巡り合ってしまったのだ──。

・本当に売ってない

長くコストコに足を運んでいるとわかるが、確かに「いつも売り切れている商品」は存在する。例えばヨーグルトのオイコス(特にプレーン味! 最近は見かけるようになったけど)や、トウモロコシ菓子の「ポップコーナーズ」などは、売り切れている頻度が高い商品だ。

それでも2回に1回、もしくは3回に1回くらいは普通に売っているもので、終売にならない限り「1度も見たことがない」ということは基本的にない。……が、レッドグレープフルーツだけは違う。タイミングが合わなかったにせよ、1度たりとも現物を目にしたことさえなかったのだ。

・ようやく発見……!

このレッドグレープフルーツ、正式名称は「ルビーレッドシラップづけ」という。シラップとはシロップのことを指しているが、それはイイ。要するに皮をむいたグレープフルーツをシロップに漬け込んだ、カップフルーツである。

レッドグレープフルーツは安定感抜群のコストコのプライベートブランド「カークランドシグネチャー」の商品ではあるが、正直私は「でもグレープフルーツでしょ?」と思っていた。カップフルーツはしょせんカップフルーツ。本物のグレープフルーツに勝るワケが無い、と。

だがしかし、それは大きな間違いであった。コストコの『レッドグレープフルーツ』は、本物のグレープフルーツよりもウマい。そうも言いたくなるほど感動的なウマさであった。これが幻の逸品の実力か……!

・感動のウマさ

何がスゴイかって、まずは果実のプリプリ感がとんでもない。シャキシャキとした食感は、割と真面目に「さっきむいたの?」というくらいフレッシュで “粒立ちがイイ” とはこのことを言うのであろう。シロップ漬けとは思えない鮮度の高さである。

さらに甘酸っぱさと、後から来るほろ苦さのバランスが絶妙オブ絶妙。許されるならいつまでも、いくらでも食べ続けていたいほど『レッドグレープフルーツ』は感動的なウマさであった。……なんで2箱買わなかったんだ、俺のバカ!

とまあ、コストコの『レッドグレープフルーツ』は「こりゃすぐに売りきれるわ」と納得のウマさだったので、運良く見かけた方は即買いを推奨したい。個人的にはコストコのあらゆる商品の中でも “最強説” を提唱する。購入価格は12カップ入りで1598円、冷蔵コーナーに平積みされている赤い箱が目印だ。


オススメ度(☆5中): ☆☆☆☆☆(本当に美味しい! 最高!!)
また買う度(☆5中): ☆☆☆☆☆(絶対に買う。なんなら3箱買う)
オススメシチュエーション: 朝食に良し、夕食のデザートに良し。4歳の娘もメッチャ食べてます。


参考リンク:コストコ公式サイト
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.