蒙古タンメン中本といえば、辛いラーメン。辛いラーメンといえば、蒙古タンメン中本である。世間一般的には、そのイメージがとても強い……が! だからこそ、見落とされがちな点もあるように思う。

たとえば、そもそも全く辛くないラーメン(塩タンメン)もあるってことや、プラス70円で麺を豆腐に変更できること。そして、プラス130円で「こんにゃく麺」への変更可能なこともそうだろう。

週に1度は蒙古タンメン中本(以下、中本)を利用しないと気が済まない私としては、中本について語りたいことがたくさんある。だが色々言ってもアレだろうから、今回は絞りに絞って「こんにゃく麺」を取り上げたい。


・こんにゃく麺とは?

お察しの通り、通常の麺がこんにゃくになったもので、麺(こんにゃく)だけならわずか18kcal。ダイエッターにとっては、救世主のようなオプションと言っていいだろう。


……というと、こう思う人だっているのではないだろうか。「似たようなのが他からも色々出てるやん」と。その通りだ。現在、各社が低カロリーのラーメンをこぞって販売しており、目下ダイエットを継続中の私も、そのうちのいくつかを試した。

中には美味いものもあった。リピしたものもあった。だが最強は何かと聞かれたら、中本の「こんにゃく麺」である。理由は麺自体がプニプニして美味しいというのもあるが、何より麺以外がチートなのだ。


ご存知のとおり、中本の場合は基本的にスープ(麻婆豆腐)のパンチ力がめちゃ強い。むしろ、麺抜きでも麻婆スープ的な感じで完成している。だからこそ、豆腐変更のオプションが活きるのだが、こんにゃく麺もまた活きてくる。

なにせ、麺のインパクトがちょっとくらい弱くなったところで、強力なスープや麻婆豆腐は健在なのだから。むしろ、全体のバランスとしてはちょうど良いかもしれない。

これがもし “あっさり系のラーメン” だった場合、小麦の麺がこんにゃくに変わったりすればモロに分かる。私の場合は、「ダイエットフード食ってんな〜」という気持ちを毎回のように感じていた。

しかし中本の場合は、代名詞のようになった北極ラーメンに限らず、ほぼどれも “薄味系” の対局にある。したがって、カロリーオフのラーメンに付きものの “物足りなさ” が、比較的薄いように思うのだ。


そりゃもちろん、こんにゃく麺と通常の小麦麺のどっちが好みかと聞かれたら言うまでもない。カロリー的なことを何も考えなくていいのであれば、通常の小麦麺を選ぶだろう。

だが私も含め、そうも言ってられない健康状態にある人は多いのではないだろうか。だから各社がこぞってカロリーオフのラーメンを販売しているわけだが、その試行錯誤っぷりたるや凄まじいに違いない。

いかに味を落とさず、カロリー(糖質)を落とすか。この点に各担当者が頭を悩ませている中、中本はあのスープ(麻婆豆腐)を元から持っている。

低カロリーラーメンという名の “卓” においては、1人だけドラを3枚ほど抱えた状態でスタートするようなものであり、これを「ズルい(褒め言葉)」と言わずになんと言えばいいのか。


ちなみに、現在は緊急事態宣言の関係で営業時間が変更となっている。私の利用した新宿店は以下の通りなのだが、時間は店舗により異なる。よって、事前に公式サイトで利用店舗の時間を確認しておいた方がいい。

ダイエットで食事制限しているにもかかわらず、食べる予定のものが営業時間の関係で食べられない事態になると、絶望が普段より大きくなりがち。結果、ヤケになってドカ食いしがち。そうなったら今までの努力が水の泡だから、お気をつけて!

・新宿店の営業時間(2021年1月下旬時点)

営業時間 9:00~20:00
お弁当受付時間 8:30~22:00
UberEats受付時間 9:00~22:00
出前館受付時間 11:00~22:00

参考リンク:蒙古タンメン中本
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

▼こんにゃく麺。平打ちタイプで通常の麺よりやや細い

▼今回は『五目蒙古タンメン』をこんにゃく麺にしたが、『蒙古タンメン』だろうが『北極ラーメン』だろうが自分の好きなラーメンを選んで変更すればOK

▼余談だが、『北極ラーメン』を食べるときは野菜多めにしてバター&ゆで卵を追加する派

▼もう1つ余談だが、全然辛くない『塩タンメン』もウマし