2021年1月19日から松屋にて「シュクメルリ鍋定食」が復刻発売された(一部店舗を除く)。なんでもシュクメルリは2020年6~7月に行われた「第2回松屋復刻メニュー総選挙」で第1位を勝ち取ったそうで、かなり熱望されてのものらしい。

ファンからするとヒジョーに喜ばしいことだが、今回は単に戻ってきただけじゃない。そう、王者の帰還にあわせて「松屋監修 世界1にんにくをおいしく食べるための料理と話題 シュクメルリ鍋風ヌードル」が日清食品から発売されているのだ。商品名が長いよというのはさておき、これは食べてみるしかあるまい!

・初の本家シュクメルリ

実をいうとこれだけ話題になっていながら私はシュクメルリを食べるのが初めて。ウマいと聞いているも、ついついカレーかビビン丼に手が伸びてしまってハツメルリをしないまま今の今まで来てしまったのだ。

今回、ヌードルを食べるにあたり本家を知らないと話にならないため、復刻初日に松屋を訪れた。店内に入ると、復刻を待ちに待ったシュクメルラー(シュクメルリ好き)たちの影響かニンニク臭が充満している。見渡せばシュクメってる人が多く、かなり人気っぽい。


・初めてのシュクメルリ

注文してから待つこと数分、実物を食べてみたら初のシュクメルリはウマいの一言に尽きた。味の詳細は松屋にシュクメルリが初登場したときの記事をご覧いただきたいが、これはなかなかいいものである。チキンとニンニクとチーズのシチュー、そして白米との相性は人気になるのも必然と言おうか。

ニンニクの半端なさに加え、舌を火傷しそうなくらい(というかした)アツアツで出てくるので冬にピッタリ!


なぜ松屋が商品化するまで流行らなかったのか不思議になるくらいにウマかった。まあジョージアの郷土料理であるシュクメルリにも……

味噌汁がついてくるんかいとは思ったけど、ニンニクを美味しく食べられる料理というのは間違いない。ニンニクの悪魔的なまでの匂いこそ気にする必要はあるが、総選挙で1位に選ばれたのも納得だ!


・カップ麺(税抜198円)の方はどうか

さて、ここからは本家の余韻が残っているうちにカップ麺の方を食べて再現度を確かめてみよう。1日2シュク……過剰摂取で全身がニンニクになるのは避けられないが、今は幸いリモートワーク中だ。存分にシュクメルリに溺れようではないか。ということで、本日2回目のシュクメルリ!

開封したらさっそくチーズとニンニクの匂いがふわり。作り方はお湯を入れて3分待つだけとカンタンなのだが、ちょっと入れた時点でニンニクが「僕はここにいるよ!」と匂いを主張してくる。で、3分待ってフタを開けると……


ニンニク「こ・こ・だ・よ!!」


カップ麺といえども、本家のシュクメルリに負けないくらいニンニクの使い方に手加減はない。会社や学校とかで食べようものなら「ニンニク」と直球のあだ名をつけられそうなくらいには匂うから注意が必要だ。これは半端ないって!

ただ、味は本家同様になかなかよろしい。米で間違いなかったから麺との相性も当然いいのだが、やべぇかもと思いつつもつい食べてしまうような中毒性がある。一口、もう一口……スープもギルティと分かりながら完飲したくなる悪魔的要素も兼ね備えていて、正義と悪は表裏一体だと教えてくれるようだ。

トータルで評価すると、カップ麺になっても十分シュクメっていると言っていい。1日2シュク……口の中がニンニクになってヘブン状態になったものの、どういうワケかイヤじゃない自分がいるから不思議である。

・特典あり

なお、復刻発売を記念して「シュクメルリ鍋定食」「シュクメルリライスセット」を注文したら、2月2日午前10時までライス大盛は無料サービス。ヌードルのフタ裏のQRコードを「松屋」店内にある券売機にかざすことで、通常の「シュクメルリ鍋定食」と同価格で「チーズ増量版」を選ぶことができる(有効期間は1月19日~2月18日)。ニンニクに溺れたい人はぜひ!

参照元:松屋
Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.