長く長く続く不況下で、記者のようなド庶民たちから圧倒的な支持を集める大手回転寿司チェーン店、スシロー。もし突然スシローが消滅したら日本国民の寿司事情はどうなってしまうのか? 考えるだけでも恐ろしい。

スシローは最安値の100円皿でもハズレがほとんどなく、特に「まぐろ」は神がかり的なコスパだと断言してイイだろう。ところがどっこい2020年12月28日現在、スシローがややセレブ化しつつあることをご存じだろうか? なんと最高級の300円皿が確認できただけでも15種類存在したのだ。

・セレブメニュー大集結中

12月28日に期間限定メニューの「特選のどぐろの炙り」「特選うににぎり」「特選特大天然車えび」の3品(いずれも300円)が登場したことで、スシローのセレブ化はもはや隠し切れないものとなった。幅広い選択肢があることはユーザーにとっても非常にありがたい。

普段からスシローにある300円のレギュラーメニューは「大トロ」「炙り大トロ」「穴子の1本にぎり」とせいぜい「うなぎ」くらいだから、合計で15種類もの300円皿が集結することは異例中の異例。現在スシローには「過去最大級のセレブメニューが取り揃えられている」と考えていいだろう。

・300円払ってでも食べたいメニューは?

とはいえ、スシロー大好きっこたちは安くてウマいもの、つまり「高コスパメニュー」を知り抜いており、300円皿に手を伸ばさせるのはスシローとしても至難の業のハズ。果たして15種類の中に300円払ってでも食べたい激ウマメニューは隠れているのだろうか?

というわけで、都内のスシローで全15種類の300円皿を全制覇! 結論から言えば「基本的には人それぞれの好みによる」といったところであったが、中には「これは食べた方がイイ!」というネタと「食べなくていいかな?」というネタも存在した。名前が挙がらなかったネタは「好みによる」と考えていただきたい。


・食べた方がいいネタ1: 特選特大天然車えび

海老好きな人ならば食べて間違いなしなのが「特選特大天然車えび」である。ブリンブリンの大きな身は、甘みも旨味も文句なし! 100円の蒸しエビ3皿分よりも身は大きいので、コスパ的にも非の打ちどころがない。そこまで海老が好きではない人も「ウマい」と言うハズの圧倒的なクオリティだ。


・食べた方がいいネタ2: ふわとろ煮穴子一本にぎり

レギュラーメニューの「ふわとろ煮穴子一本にぎり」は、実はとんでもない高コスパメニューである。商品名の通りの “ふわとろ食感” は「よくぞ300円でここまで……!」と感動せずにいられない。スシローで押さえておきたいメニューの代表格。


・食べた方がいいネタ3: 九州産うなぎ

似た系統の「ふわとろ煮穴子一本にぎり」と比較するとややコスパの面では劣ってしまうが、実はスシローのウナギはレベルが高い。泥臭さが皆無で、そんじょそこらの「香ばしさで誤魔化しているウナギ」とはワケが違う。ウナギ好きな人にはかなりオススメ。


・食べなくていいかなネタ1: 丸ずわいと本ずわい爪食べ比べ

偶然の可能性もゼロではないが、端的に私が食べた「丸ずわいと本ずわい爪食べ比べ」は「もう1度食べたい」と思えず、とてもではないが人様にはオススメできない。カニ自体がかなり小ぶりなうえ、特に詰めの部分は食べ応えにも欠ける。


・食べなくていいかなネタ2: 大切りあわび2貫

スシロー基準では “大切り” なのかもしれないが、実物はシャリに収まるサイズのあわびである。味そのものは決して悪くないが “大切り” を期待しすぎると落差を感じることだろう。同じ貝なら「特大ジャンボほたて貝柱」や「大赤貝」の方がオススメ。


当然、最終的には個々人の好みや味覚によるが、特に「特選特大天然車えび」と「ふわとろ煮穴子一本にぎり」はかなりオススメだ。「特選特大天然車えび」は期間限定メニューなので、海老大好きっこたちはお見逃しのないようにしていただきたい。

というわけで、年末年始のスシローはセレブメニューも相当充実しているので、“寿司納め” や “寿司初め” はいかがだろうか? 2021年もスシローと一緒に生きていきます。

参考リンク:スシロー公式サイト
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.