年末年始にはちょっと特別な料理として、おせちやオードブルを購入する人も多いと思う。筆者の住む地域ではまだまだ「仕出し屋」が健在だし、スーパーのオードブル売り場の人気は堅調。

けれど、市販のオードブルって揚げ物も肉料理も冷めていたり、子どもの口には合わないものが入っていたりして、あまり美味しかった記憶がない。毎年大量に残ってフードロスなのに、それも許容ムードだったり……。

近年「すかいらーく」グループでは多彩なオードブルを展開。その場で作ってくれるし、好物ばかり入っているし、これで問題解決じゃないか? 中でもバーミヤンのオードブルが、その場でパーティーが始まってしまいそうな豪華さだったのでご紹介したい。


・円卓わくわくプレートA(税抜2599円)

バーミヤンでは年末年始に限らず、普段から「プレート」と呼ばれるオードブルを展開している。ご紹介するのはもっともリーズナブルな「円卓わくわくプレートA」なのだが、手に持った時点でバランスを取るのが難しいほどの大きさ。約45cmの大型容器だ。

まさに円卓をイメージしたような扇型の容器に、3~4人前の料理がてんこ盛りになっている。割り箸と比較するとそのサイズ感がわかると思う。セット内容は以下のとおり!

香港風酢豚
サバの甘酢しょうゆ
焼餃子12個
フライドポテト
からあげ
チャーハン
おつまみバンバンジー


・料理の内容は……

容器中央には、前菜風の「おつまみバンバンジー」が鎮座。生野菜と一緒にサラダ感覚で食べられる。


肉料理として「香港風酢豚」。酸っぱさ控えめ、マイルドで万人向けの味。


焼餃子12個! バーミヤンの餃子が予想外に美味しい、という事実は過去記事で報じられている。


かじるとドバッとスープが出てくるジューシーさ。餃子のタレも添付なので、自分ではなにも用意する必要がない。


ご飯ものとしてチャーハン。3〜4人で分けるならお茶碗半分くらいか。


オーソドックスだけれど地味に美味しい。


からあげにはミックスソルトのようなスパイスがついていた。


フライドポテト。「なんで中華料理でポテト?」と思ったら、キッズ向けのようだ。子ども時代、帰省すると田舎料理が口に合わなくて、毎回チキンナゲットとフライドポテトを揚げてもらっていたことを思い出す。今考えるとぜいたくな話だが……。


サバの甘酢しょうゆ。これはちょっと珍しいのでは? 竜田揚げのようなサバフライで、甘酢しょうゆは「油淋鶏ソース」の味がした。


本当なら1品で主役級のおかずがオールスターで揃っているので、「とにかく炭水化物と肉!」というのが特徴。中華料理なので全体的に味も濃いめだと思う。メンバーに若者や子どもがいるときや、がっつり食べたい人には相当おすすめ。

予約は必須ではないが、ネットや電話で事前に注文しておくとスムーズとのこと。店舗により実施時間が異なるため、行く前に問い合わせるべし。

いずれも注文してから作られるので、温かいまま持ち帰れる。一般的なオードブルの弱点である「事前に作られたものを、ただ受け取るだけ」というポイントがクリアされている。年越しにはいろいろと準備もあるだろうが、食べる直前に取りに行くのがベター。どんな料理でも冷めたら美味しさ半減だからな。


・年末年始にはスペシャルメニューも

今回ご紹介した「円卓わくわくプレート」にはA・B・Cの3種類があり、価格とともに料理がグレードアップする。さらに年末年始には「海老・牛・豚・鶏! 年末年始スペシャルプレート」(税抜3999円)も登場。蓮の葉おこわつきで、大海老や牛肉などの豪華食材が使われる。1月20日までの期間限定で、すでに販売中なのでぜひ!


参考リンク:バーミヤン
Report:冨樫さや
Photo:RocketNews24.