突然だがみなさんはこれらの漢字が読めるだろうか? 「夜露死苦」「愛羅武勇」「仏恥義理」──。正解は「夜露死苦(よろしく)」「仏恥義理(ぶっちぎり)」「愛羅武勇(あいらぶゆー)」だ。これらはいずれも “ヤンキー漢字” と呼ばれるもので、要するに当て字である。

では「凄! 極! 旨! 贅!」は何と読むだろうか? 正解は「凄! 極! 旨! 贅!(すっごくうまいぜー)」──。ヤンキーブームに沸いた1980年代からおよそ40年、大手回転寿司チェーン店「はま寿司」が真面目に(?)お届けする年末フェアである。正直、ノリノリすぎて笑った。

・気合いのキャンペーン

2020年12月24日から2021年1月13日まで、はま寿司が展開する年末年始フェア、それが『凄! 極! 旨! 贅!(すっごくうまいぜー)まつり』である。情報によれば「この時期に合わせて人気の高級魚や上質なネタを取り揃えました」とのことだから、かなり気合いの入ったキャンペーンなのだろう。

なにせキャンペーン名が『凄! 極! 旨! 贅!(すっごくうまいぜー)まつり』である。「夜露死苦」よろしく相当な意気込みだけは伝わってきた。実は個人的に “はま寿司未体験” なのだが、ここは はま寿司デビューのまたと無いチャンスかもしれない。

というわけで、やって来たのは都内のはま寿司。ここ数年、回転寿司の8割はスシローに通っている記者を『凄! 極! 旨! 贅!(すっごくうまいぜー)まつり』は満足させることが出来るのだろうか? 正直、結構ハードルは高いですゾ!

・はま寿司デビュー

とか言いながらここで結論を申し上げてしまうと、初はま寿司は結構良かった。つまり「美味しかった」ということだ。キャンペーン対象商品の多くが150円以上の皿だったため、基本的にはやや高い商品しか食べていないこともあるが、それでも「はま寿司、やりおる」と思わずにいられなかった。

中でも「まぐろ」はどの皿もかなりいいコンディションではなかっただろうか? 言うまでもなくスシローもまぐろには並々ならぬこだわりを持っているが、150円以上のまぐろに関しては はま寿司も決して劣っていない。

特にプラチナ皿(280円)の「地中海産本鮪大とろ」は、スシローの最高値の大トロよりも美味しい気すらした。身も心もスシローに捧げた身として受け入れ難い感情もあるが、少なくともマグロに関しては同レベルの勝負ができていると感じた次第だ(100円の皿も食べればよかった!)。

その他、肉厚で脂ののった「金目鯛」や「のどぐろ」もウマかったし、スイーツの「冬の贅沢チョコレートケーキ」も「アリだな」と思えるクオリティであった。初はま寿司、上場のデビュー戦ではないでしょうか?


まとめると『凄! 極! 旨! 贅!(すっごくうまいぜー)まつり』は、なかなかウマかったし、まぐろに関しては「すっごくうまいぜー」と言って差し支えない。はま寿司さん、恐れ入りました。

というわけで、今回食べた『凄! 極! 旨! 贅!(すっごくうまいぜー)まつり』のネタに関しては、なかなかのものなので興味がある人はぜひ1度はま寿司に足を運んでみてはいかがだろうか? 正直、はま寿司全然悪くないス。

参考リンク:はま寿司公式サイト
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.