ここ数年、月1ペースで会員制スーパー「コストコ」に通う私、P.K.サンジュンは、“それ” を目にした瞬間、思わず固まってしまった。高い……高すぎる。コストコの総菜コーナーでこんなに高い商品はほとんど見た記憶がない。

それとは総菜コーナーの新商品『ロブスターペンネ』──。なんと税込価格が2580円だというから驚くしかない。果たして『ロブスターペンネ』には2580円の価値があるのか? 意を決して購入してみたのでご報告しよう。

・総菜コーナーでは超高額

コストコに行ったことがない人はピンとこないかもしれないが、コストコに「2000円台の総菜」はほとんどない。ジャンボサイズの寿司の詰め合わせを除けば、9割くらいの総菜が1000円台で収まっている

例えば巨大な「台湾まぜそば」も「ヴィーガンボロネーゼ」も1000円台の商品で、丸々1羽の「ロティサリーチキン」に関しては驚異の699円。つまり『ロブスターペンネ』はロティサリーチキン3羽以上の価値があるということになる。

どれも安定感があり、中にはビックリするほど美味しいものが紛れているコストコの総菜コーナーではあるが、1230グラム入りとはいえさすがに2580円はやりすぎでは……? 逆に試してみるしかあるまい。

・買ってみた

というわけで、購入した『ロブスターペンネ』を持ち帰り、さっそく食べてみることにした。調理方法は簡単で、耐熱容器にペンネを移したらラップをせずに電子レンジで温めるだけ。あっという間にゴージャスなロブスターペンネの出来上がりだ。

で、お味の方はかなりウマい! これはコストコの総菜全般に言えることだが、ロブスターペンネも濃厚というよりはどちらかといえばあっさり系の味付けで、甲殻類の旨味が詰まったアメリケーヌソースもクドいレベルまでの濃さはない。

そういう意味で1口で満足できる料理というよりは、長くいくらでも食べられる系の1皿となっており、これなら1人でも1 / 3くらいは食べ切れてしまいそうだ。

・ロブスター山

そして圧倒的なのが、惜しげもなく投入されたロブスターである。北米産のロブスターを使用しているとのことであるが、これが文字通り山盛り! 「1人前にこれだけ入れたらロブスターいなくなっちゃうよ」と余計な心配をせざるを得ないほど、ロブスターが大量に入っている。

そのロブスターは甲殻類独特の豊かな風味もさることながら、筋肉質なシャキシャキとした食感が非常に美味だった。エビやカニがお好きな人ならば、高確率で満足できることだろう。

言うまでもなくロブスターは高級食材である。そのロブスターがここまでゴロゴロ入っていることを思えば、コストコの「ロブスターペンネ」はむしろお買い得なのかもしれない。おそらく自分でロブスターを買って作るよりも割安なハズだ。

というわけで、発見した際はその価格にビビッてしまったものの、食べてみれば「ロブスターペンネ」は十分にその価値がある商品であった。店内の説明書きによるとおそらくホリデーシーズン限定メニューなので、気になる方はどうぞお早めに。


オススメ度(☆5中): ☆☆☆☆(ウマい。ロブスターがゴロゴロ)
また買う度(☆5中): ☆☆☆☆(甲殻類が好きな人にはかなりオススメ!)
オススメシチュエーション: 食べ切れない分は冷凍すればOK。クリスマスにはピッタリなメニュー。


参考リンク:コストコ公式サイト
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.