正確な数字はわからないが、会員制スーパー「コストコ」で最も取扱い数が多い商品は「チョコレート」ではないだろうか? チーズもかなりの種類が店頭に並んでいるものの、チョコレートの種類はそれよりも多いハズ。少なくともチョコレートが売れ筋商品であることは間違いない。

ただし、あまりにも種類が多すぎるがゆえ「結局何を買ったらいいのかわからない」という人も多いことだろう。量やコストを考えると、個人で1つ1つ食べ比べるのは実質的に不可能だ。というわけで、我々ロケットニュース24が「コストコで最も “買い” のチョコレート」を徹底調査! 主要11商品を食べ比べてみたのでご報告したい。

・種類がメチャメチャ多い

私がよく訪れるコストコ三郷店では、主に2カ所でチョコレートを販売している。1つは生鮮食品売り場に隣接した冷凍庫コーナーの前あたり、そしてもう1つがレジに近いお菓子コーナーだ。

その数は日本メーカーのチョコレートや「レーズンチョコ」などの派生形を含めると、30種類近くあるのではなかろうか? 特に冬場は取扱い数も増えるため、チョコ・チョコ・そしてチョコ……と、数えきれないほどのチョコレートを目にする。

我が家では毎度「リンツ」か「ハムレット」を購入しているが、この2つの満足度が高すぎるため、なかなか他のチョコレートに手が出ない。それでも中にはきっと、激ウマで高コスパの “買い” のチョコレートがあるハズだ。

・購入したチョコレート一覧

さて、今回用意したのは1年を通じてコストコで販売している(と思う! 限定系が入ってたらごめんなさい!!)主要チョコレート11商品である。まずは以下で商品名・価格・内容量・原産国など、基本情報をお伝えしよう。


リンツ「リンドールアソート」(イタリア製:600グラム 1738円)


ルメトル「チョコレート フレークド トリュフ」(ベルギー:500グラム 1338円)


トリュフ ド フランス「ココア ダスト トリュフ」(フランス:1kg 848円)


ハムレット「クリスピーチョコレートアソート」(ベルギー:500グラム 968円)


ゴディバ「マスターピース シェアパック」(トルコ:45粒 1578円)


フェレロ「フェレロコレクション」(ポーランド:540グラム 1998円)


ノーブル「ベルギーチョコレートスティック ミックス」(ベルギー:400グラム 1028円)


ギリアン「テンプテーション チョコレートアソート」(ベルギー:620グラム 1538円)



トレファン「ベルギーチョコレート ミックス」(ベルギー:960グラム 1480円)


カファレル「イタリアン バラエティ セレクション」(イタリア:500グラム 1658円)


カークランドシグネチャー「クレープ ベルジャン・チョコレート・ビスケット」(フランス:566グラム 1380円)


コストコ会員の方ならばお分かりかと思うが、どれも「よく見かけるヤツ」ではないだろうか? だがしかし、相当なチョコレート愛好家でもない限り、全てのチョコレートを制覇したことはないハズ。そしてこの中に “未来の定番チョコレート” がある……かもしれない。

で、今回は当サイトのチョコレート好き5人が全てのチョコレートを試食し、各自が「マイNo.1チョコレート」を選出した。ぶっちゃけ、11種類のチョコの食べ比べは酒よりも遥かにキツかったが、それでも納得のチョコレートを探し当てたゾ。


・あひるねこのオススメ: リンツ「リンドールアソート」

イケメンパパ、あひるねこが選んだのは、おそらくコストコNo.1の人気を誇る大定番チョコレート、リンツの「リンドールアソート」である。あひるねこ以外のメンバーも「ウマい」と口を揃えていたことから、やはりそのクオリティは頭一つ抜けているのかもしれない。

「外側が固くて中側がネットリとしたチョコレートが好きなのだが、モノによっては中身がスニッカーズ並みに甘くて食べていてキツなってしまう。その点、リンツの『リンドールアソート』は甘さとネットリ感のバランスが日本人好みのような気がしておいしかった。1粒1粒噛みしめていただきたい系の、幸せの味がするチョコレートだ」


・和才雄一郎のオススメ: カークランドシグネチャー「クレープ ベルジャン・チョコレート・ビスケット」

クレープ生地のチョコレートということで「ルマンドの親戚みたい」との声もあったこちらの商品。好意的な意見が多かったのも、さすがコストコのプライベートブランド「カークランドシグネチャー」といったところだろうか?

「ついつい手が伸びるという点で、これに勝るチョコはなかった。甘すぎない上に、サクッとした食感が楽しいからだろう。なんというか、軽いのがいい。GODIVAのチョコがスーツだとしたら、こちらはポロシャツ的な。高級感はないかもしれないが、“コストコで買い物をするときはこういうのを求めてるんだよ!” という気がする」


・亀沢郁奈のオススメ: トリュフ ド フランス「ココア ダスト トリュフ」

今回用意した11種類の中では群を抜いて高コスパだったトリュフ ド フランスの「ココア ダスト トリュフ」を選んだのが、紅一点の亀沢だ。亀沢も語っている通り、万人受けするチョコレートではないだろうか?

「外国のチョコレートには独特の味というかクセがありますよね。私はアレがあまり好きではありません。外国の高級チョコより日本の “ガーナ” がおいしいと感じる……そんな私が今回最も気に入ったのはフランス産の『ココア ダスト トリュフ』です。

たぶん日本のチョコに一番近いんじゃないでしょうか。生チョコっぽくてカカオ味が濃厚。万人ウケするタイプだと思います」


・Yoshioのオススメ: ノーブル「ベルギーチョコレートスティック ミックス」

コストコ会員のYoshioが選んだのは、お菓子コーナーでよく見かける三角形のチョコレート、ノーブルの「ベルギーチョコレートスティック ミックス」だ。それぞれ違った歯応えが楽しめることも高評価であった。

「コスパ的に考えても『ベルギーチョコレートスティック ミックス』がNo.1かもしれない。チョコのまろやかな甘みが口いっぱいに広がる。それでいて、後味はスーッと抜けていく感じ。嫌な甘さも口には残らない。余韻だけが残るのだ。ただ、味の濃いチョコが好きな人にとっては物足りないかもしれないけど……」


・P.K.サンジュンのオススメ: ハムレット「クリスピーチョコレートアソート」

本来なら新種のオススメチョコレートを探し当てたかったが、結局はハムレットの「クリスピーチョコレートアソート」を超えるチョコレートはなかった。ただし、カファレルの「イタリアン バラエティ セレクション」もなかなか好みだったことも記述しておく。

「我が家は毎回リンツかハムレットって決まってるんだけど、4種の味が楽しめるアソートの時は迷わずハムレットを購入するね。大きな声じゃ言えないけど、高級スーパーで買ったら1.5倍以上の値段がするから。コスパも味もカリカリ食感も最高! 迷ったらハムレットのクリスピーチョコレートアソートね!!」


5人がオススメしたチョコレートは基本的にどれも高評価だったので、迷ったら5種類のうちのいずれかを選んでおけば間違いないハズ。あとはそれぞれの好みに合わせてチョコレートを選んでいただきたい。

というわけで、今回は数多あるコストコのチョコレートの中から5種類のチョコレートをピックアップした。冷蔵庫に入っているとそれだけで心強い存在なので、ぜひ参考にしていただきたい。個人的には3種類くらいを購入して、年末年始はチョコレート三昧……の予定だ。

参考リンク:コストコ公式サイト
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.