2020年10月22日からスタートしていた、ココスのマロンフェア。その名の通り栗を使用したスイーツを楽しめるものだ。ぶっちゃけ特に注目はしていなかったのだが、なんでも好評すぎて食材の供給が間に合わず、販売を休止していたらしい。

そんな展開があったと聞くと、どれほどのものか急速に気になってくるというもの。公式Twitterによると11月24日から復活していたということなので、実際に食べてみたぞ!

・5種

マロンフェアの対象メニューは「ゴロゴロマロンのモンブランパフェ(税抜き1090円)」、「渋皮栗のマロンパフェ(税抜き690円)」、「マロンのグラスパフェ(税抜き390円)」、「手絞りモンブラン(税抜き490円)」、そして「黒糖タピオカマロンミルク(税抜き420円)」の5種。


さすがに全部食べるのは難しい。特にパフェ3種は重すぎる。どれにすべきかと思っていると、メニューにそれぞれの商品を構成する要素が細かく記載されているのを発見。


それを見る限り、「ゴロゴロマロンのモンブランパフェ(税抜き1090円)」は、全ての要素を持った最強のメニューな感じがする。とりあえずパフェについてはこれを食べておけば良さそうだ。そこに、毛色の違うモンブランとタピオカを加えた計三種を注文。


・なるほどね

いきなり真打ち、「ゴロゴロマロンのモンブランパフェ(税抜き1090円)」からいこう。はい、ドン!


栗すげぇなこれ! 正直トッピングされている栗だけでそれなりに食べ応えがある。値段的にもサイズ的にも明らかにメイン。なるほどね、外見の時点ですでに好評を博すのも納得の迫力がある。


それでは中がどうなっているのか見てみよう。上部のモンブラン的なクリーム部分を切ると


中からはチョコブラウニーが。


そしてブラウニーの下には栗味のアイス。このマロンアイスは味が特徴的だった。甘みがかなり抑えられており、どちらかというと、栗の苦みと香りを前面に押し出すような風味でテクニカル。


アイスの下には、砕かれたパイ生地やフローズンミックスベリー、アールグレイゼリー、そしてパンナコッタの層が続いていた。上に乗った栗とマロンクリームこそ甘いが、そのほかは割と甘さ控えめ。非常にバランスよく作られており、ボリュームはあるがあっさり食べられる。これは良いものだ。


・モンブランとタピオカ

と、パフェに夢中になっていたら……


「手絞りモンブラン(税抜き490円)」が崩壊しかかっていた


えっ? モンブランってそんな、ちょっと置いておいただけで崩壊するものだったか? 一体どういうことだろう。


若干慌てつつよく見てみると、マロンクリームに包まれた中身はバニラアイスだったもよう。ケーキ的なモンブランだと思っていたが、まさかアイスとは。上に刺さっているものと、底に敷かれているパイ生地はそこそこハード。味に意外性は無いが、安定してウマい。

そして最後の「黒糖タピオカマロンミルク(税抜き420円)」は、見た感じミルク多め。マロンっぽい茶色い要素は底の方のみ。


入っているタピオカは小粒だが、質は中々いい。コンニャク混じりの微妙なタイプではなく、恐らく純度高めの良いタピオカだ。マロン感は他と比べると控えめだが、タピオカとマロン風味の組み合わせは安定感がある。


・12月下旬まで

どれも間違いなくウマかったが、やはり満足度とクオリティがぶっちぎっていたのは「ゴロゴロマロンのモンブランパフェ」だ。第一に、乗っている栗の量がダンチ。マロンフェアだからな。マロンクリームとかもいいが、やはり栗そのものを食いたい。

そして、この1品だけで他のフェア商品に含まれるほぼ全ての要素を楽しめるというお得感。味や食感のバランスも良く、パフェとしての完成度が高い。量的に問題がないならこれ一択だろう。

モンブランやタピオカも、マロン系スイーツを食べたいという欲求をそれなりに満たしてくれるぞ! 好評すぎて食材の供給が間に合わないほどの状況になったというのは伊達ではなかった。ココスのHPによれば「マロンフェア」は12月下旬までの予定だそうなので、是非食べてみて欲しい。

参照元:ココス、Twitter @cocos_campaign
Report:江川資具
Photo:RocketNews24.

▼品切れになってたとか聞くと食べてみたくなる心理。