TKG(卵かけご飯)を作る際、先に白身とご飯と混ぜたのち、黄身を加えたら格段に美味くなる。当サイトで以前に「究極の卵かけご飯」として紹介した上に、今やかなり有名な方法でもあるので、ご存知の方も多いかと思う。

今回紹介するのは、その究極TKGをさらにスムーズに作る方法だ。具体的に言うと、白身と黄身を簡単に分ける方法。といっても、私が編み出したものではない。かつお節(宗田節)のプロに教えてもらったものである。

きっかけは、以前に公開した記事「回り道をして「TKGの最強レシピ」に辿り着いた! 卵かけご飯専用の鰹節(かつおぶし)は何が違うのかを調べようと購入したら…」だった。

その記事で、『卵かけご飯専用極上宗田節』を取り上げたところ、販売店である新谷商店さんから連絡をいただき、やり取りしている間に教えてもらったというわけだ。これ以上前置きが長くなってもアレなので、まずはその方法を紹介しよう。


【用意するもの】

卵とご飯

【手順】

1. 少しだけ中央を凹ましたご飯に卵を割り入れる


2. 箸で黄身のフチを円を描くようにして白身を切り離しつつ、ご飯と白身を混ぜ合わせる


3. 混ぜたところに黄身を移動させ、残りも混ぜ合わせる


中にはすでに実践していた人だっているだろうが、「卵の白身と黄身を分けるには別皿に白身を落として……」といったプロセスが必須だと思っていた人は多いに違いない。私はまさに後者で、やり方を聞いたときは「そんな強引な方法で可能なのか!?」と疑問を抱いた。

そこで実際にやってみたところ……


ふぁあああああ!


めっちゃ楽ぅぅぅううう!!


……だけど!



黄身がどんどん落ちていくー!


丁寧にやるなら絶対に分けた方がいい!


このやり方、パワープレイすぎぃぃぃいいいいい!


でも待て!


TKGとは本来こうあるべきなのではないのか?


どんなに美味しい食べ方でも……


面倒くさかったら「使えるTKG」とは言えないのではないのでは?


だとしたら……


これこそ究極のTKGだあああああああ!


となったので共有した次第である。ちなみに、新谷商店さんによると「コツは黄身の強い新鮮な卵を使うこと」。よって、使う卵によっては成功しないかもしれないが、そうなったらそうなったで気にせず味わう……というのもまた、TKG道を追求する者の正しいあり方かと思う。知らなかった人はお試しあれ。

参考リンク:新谷商店
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.