コメダ珈琲店に『クロネージュ』というメニューがある。ココア風味のバームクーヘンの上にソフトクリームがのったもので、いかにもコメダにありそうなデザート。食べたことがない人は、「コメダ名物シロノワールのデニッシュがバームクーヘンになった感じ」を想像すればいいかと思う。

その『クロネージュ』を、先日私は注文した。そして運ばれてきた実物を見た瞬間、こう思わずにはいられなかったのだ。「コメダはこのデザートでも逆写真詐欺しとんのか!!」と。


私が注文したクロネージュは、メニュー写真よりもソフトクリームの高さがモリっとしていた。量だって多い気がする。飲食店で注文したら実物がメニュー写真よりショボかったのはよく聞く話だが、コメダが時折その逆をいくのも一部の間ではまた有名。いわゆる「逆」写真詐欺として知られており、当サイトでも以前にお伝えしている。

そして今回もまた、コメダ珈琲は逆写真詐欺をはたらいている……ということなのだろうか? 気になって、「クロネージュ 逆写真」でググると、詐欺の実態を告発するブログや書き込みがいくつかヒットした。

どうやら、逆写真詐欺を目撃した人は私だけではないらしい。これはかなりクロに近い。クロネージュだけに……と、小2レベルのダジャレが頭に浮かぶ一方で、「偶然じゃないのか?」という気持ちも拭いきれない。

こればっかりはいくら考えても分からない。なので、私は1週間毎日コメダ珈琲に通い詰めてクロネージュだけを食べまくってみた。その結果……!








今回はシロ!


逆写真詐欺はナシ!


という結論にいたった。理由は単純に、メニュー写真よりもソフトクリームが明らかに多かったのは1日目だけだったからだ。5日目などは高さ的にはいい感じだったが、トータルの量で言うと何とも言えない。

おそらく、ネット上でクロネージュが逆写真詐欺だと言っている人はたまたま運が良かっただけかと思われる。念のため、コメダに「スタッフの方が状況に応じてクロネージュのソフトクリームを多めに盛ることってあるんですか?」と問い合わせてみると、「量は一律と決まっております」とのこと。


・1日目がガッツリだった理由

そもそも、ソフトクリームの機器を操作するのは結構ムズい。私は学生時代にバイトで扱ったことがあるが、量が多くなったり少なくなったりすることなど日常茶飯事。ピッタリ合わせるには熟練を要するゆえに、下手クソな私はよく若干多めに盛っていた。少ないよりは多い方がお客さん的にハッピーだし、バイト的にもクレームが来るリスクを抑えられるからだ。

そのような心理が、1日目のクロネージュを作ってくれたスタッフに働いていた……のかもしれない。加えて、私の方にはコメダといったら逆写真詐欺というイメージがあったがために、「今回もか!?」と思ってしまったのだろう。

そしておそらく、似たようなケース……つまり、ネットで騒がれたけれど実は逆写真詐欺でも何でもないってことは過去に何度かあったのではないだろうか? 証拠はないが、そんな気がする。まぁ、それほど「コメダ = メニュー写真より実物がボリューミー」というイメージが浸透しているからでもあるのだが。

参考リンク:コメダ珈琲店「デザートメニュー
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

▼クロネージュは税込550円〜570円。価格設定がシロノワール(税込650〜670円)とミニシロノワール(税込450〜470円)の真ん中というのもいい。