正座が苦手だ。どんなに頑張っても30分が限界で、ほぼ全体重をかけてプレスしたヒザ下は、毎回ビリビリにしびれて冷汗もダラダラである。これまで「正座が必要な改まった席」では、白目になりながら何とかギリギリ乗り越えてきた……が、もう無理。我慢できねぇぇ。

とか思っていたら、出会ってしまった。長時間の正座も余裕で耐えられる神アイテムを見つけてしまったのだ。これさえあれば……クックック、ハーハッハァァァアアア!

・正しい正座

正座のプロ曰く「正しい正座」を意識すれば、足はしびれないらしい。たとえば、背筋を伸ばして重心を少し前にしたり、足の親指を重ねたらしびれにくくなるのだとか。ただ、正座を長時間するなら “慣れ” がもっとも重要とのこと……そりゃそうだ。

しかーし、今回のアイテムを使えば「正座の経験」の有無にかかわらず、足がしびれることはない。きっと外国人観光客にも喜ばれるだろう。使えるぞマジで。

・折りたたみ正座イス

今回、出会って2秒でポチッたのは、折りたたみ正座イス「PATTATO SEIZA(1320円)」。名前のとおり、パタッとたためるから、必要な時にカバンからサッと取り出して使うことが可能。たたむと厚みが約3㎝で、めっちゃ軽い(180g)から持ち運びも楽ちんだ。

組み立ても簡単、座面を開きながらポンッと押すだけ。あっという間に “自転車のサドル” のようなイスが完成した。薄くて軽くてパパッと組み立てられるうえに、耐荷重100キロだからけっこう頑丈である。

しかも上品な「パープル」を選んだから、正座が必要なあらゆるシーンで使えるはず。冠婚葬祭でもイケるだろう。

座り心地も悪くない。ってか、思っていた以上に良い。しっかり、おしりにフィットして安定感は抜群。背筋も伸びるし、無理して正座するよりキレイな姿勢をキープすることができる。

その分、座高が高く見えるから目立つかもしれないが、足がしびれて白目になるよりは100倍マシ。座るとイスが目立たないのも良い。本当に最高なんですけど。

・これで正座も怖くない

──実は今年、厄除けの祈祷を受けた際に約1時間正座をする機会があった。住職に誠意を見せるため、白目になり涙を流し、呼吸ができなくなるレベルまで耐えたものの、途中で我慢できなくなり、思わず「グハッ!」と声を出して足を崩してしまった……。

んで、来年が本厄。マジで絶対に同じ過ちは繰り返したくないので「正座イス」をフル活用したいと思う。私と同じように、正座が苦手な方は無理をしない方法を考えてみてはいかがだろうか。今回の「正座イス」も悩みを解決するアイデアの1つとなるだろう。ぜひ参考にしていただきたい。

参考リンク:「折りたたみ正座イス PATATTO SEIZA」
Report:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
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