近頃は大手飲食チェーンが、お店の専門外の商品の販売を行っている。たとえば、とんかつチェーンの「かつや」がうどんを出したり牛丼チェーン「松屋」がエビチリを出すなど、得意分野を離れた商品戦略がとられているようだ。

そんななか丼ぶりとうどんをメインにしている「なか卯」が、焼き鳥の販売を開始した。コロナ以降のテイクアウト需要の高まりを受けて、新たなキャンペーンをスタートしたのである。キャンペーン商品のひとつに焼き鳥が含まれているのだが、はたして味はウマいのか!?

・買えば買うほどお得になる

なか卯は2020年9月17日より「みんなの元気をなか卯から」キャンペーンの第5弾として、焼き鳥の取り扱いを始めた。なか卯といえば、親子丼や牛肉うどん、そして時々販売している海鮮系の丼などが主力商品のはず。私(佐藤)の頭のなかでなか卯と焼き鳥がうまく結びつかないのだが、お店に行って券売機を見るとたしかにあるぞ、焼き鳥が!


焼き鳥はもも・むね・つくねの3本セットで税込300円。2セット(6本)の場合は税込500円、3セット(9本)なら税込700円。4セット(12本)で税込900円となってる。4セット買うと1セット分がタダになる計算だ! これかなりお得じゃない?


焼き鳥はコンビニでも購入できるわけだが、価格を大手3社と比較してみると……。

ローソン(もも塩)税込130円
セブンイレブン(しお)税込129円
ファミリーマート(もも塩)税込128円


もも塩1本の値段を比べてみると、なか卯が約30円安いのがわかる。使用している肉の量はちょっと少ないものの、買えば買うほど安くなるなか卯の割引サービスはとても魅力的だ。


・味はどうかな?

味をたしかめるために、3本セットを購入してみた。専用の袋には柚子胡椒がくっついている。ちなみにレジ袋は環境に配慮した素材を使用していて、無料で配布している。


店内で加熱した焼き鳥は、持ち帰っても温かい。袋から出すとうっすらと湯気が出ている。


焼き鳥のスタンダードな部位、もも。


歯ごたえがしっかりとしていて、さっぱりとした味のむね。


隠し味に生姜を利かせたつくね。


3本それぞれ食べてみたところ、コンビニ焼き鳥に引けを取らない食べ応えだ。個人的には、つくねのパサパサとした感じが気になったが、1本100円の価格にふさわしい味ではないだろうか。


食卓にもう1品欲しいときや、軽く家飲みする時などのつまみに良さそうだ。なか卯の焼き鳥が定着すれば、コンビニ焼き鳥をおびやかす存在になるかもしれない。だって、この価格なら断然お得なんだもん! なお、販売終了日は未定なので、気になる方はお早めにどうぞ。


参考リンク:なか卯ローソンセブンイレブンファミリーマート
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24