だいたい何でも「手のひらサイズ」に進化する時代だ。それが “最も適しているサイズ” なのかどうかはさておき、とりあえず1度は超コンパクトサイズになっておこう、みたいな流れがある。たしかに性能が同じであれば、より小さい方が便利かもしれない。

今回発見したのは、手のひらにちょこんと乗るサイズのアイロン。いや、なんというか、アイロンはノーマークだった。いきなりイメチェンされてもリアクションに困るんですけど……でもまあ、せっかく見つけたので使ってみたぞ!

・手のひらサイズのミニアイロン

ネット注文で1078円(送料別)で購入した「手のひらサイズのミニアイロン」。サイズは縦約10cm × 横約6.5cm × 高さ約6cmだ。付属品は、電源コードと携帯用ポーチのみで、スチーム機能はナシ。つまり、必要最低限の機能を備えたミニマムアイロンである。

こいつがフツーに使えれば、旅行や出張時のお供になるだろう。もちろんアイロンの貸出サービスを行っているホテルもあるが、使い慣れた “マイアイロン” を持参する方がカッコイイに決まっているし、いざという時にも安心だ。

ちなみに、収納時はハンドルが降りている。カチッと鳴るまで引き上げてから使用してくださいとのこと。十分コンパクトなのに、さらにほんの少しでもコンパクトになろうとする姿勢がよろしい。カバンが多少ギュウギュウでも詰めてあげたくなる。

さて、それでは実際に使ってみるぞ。電源プラグを本体に接続して、通電すると電源ランプが点灯する。電源の入切機能や温度調節機能はない。接続プラグを差したらON、抜いたらOFF、以上だ。なお、「かけ面」は180度に保たれるよう設計されている。衣類の絵表示なら「高温」だ。

準備はOK。というか、コードを接続したら速攻で熱くなった。さすがミニサイズ。試しにシワのあるシャツを用意して……

スーッとアイロンがけをすると……

普通にパリッとキマる。

・ボタンの間もスイスイ

うむ、やはり小回りがきく。袖口やボタンの間をスイスイ、スイスイと気持ちよく通り抜けていくのだ。ただ、普通のアイロンならスーッと1回で行くところを、ミニアイロンなら何往復もする必要もあったりする。まあ仕方ない、小さいのだから。

また、「ミニアイロン」を買ったなら「ミニアイロン台」も買うべきだった。同じショップでも取り扱いはあったが、調べてみたところ、やはり持ち運びやすい「アイロンマット」も色々あるようだ。出張の多いビジネスマンはチェックしてみてはどうだろうか。

とりあえず、旅行や出張時にシャツ、スラックス程度を、チャチャッとアイロンがけしたい時には使えそう。一方で、自宅でまとまった量をアイロンがけするなら、いわゆる通常サイズの方がいい。まあアレだ、1度コンパクトサイズになると、適正サイズが分かるような気がして面白かった。興味のある方はぜひ!

参考リンク:フェリシモ「ミニアイロン」
Report:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
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