なんとなく隣町の松屋に食事をしに来てみると、何やら券売機周辺に目を引くポップが。「埼玉県内で当店のみの限定販売!!」「牛めしの最高峰を是非ご賞味ください!!」

恐らく店員さんの手作りだと思うが、自信に満ちたこれらのキャッチと共に激推しされているのは「極 牛めし」なるもの。「極」は「きわみ」と読むらしい。なんだこれは? ググってみたが、公式HPに関連情報は一切なし。SNSには数件のそれっぽい投稿を発見したが、詳細は不明

もしや、かなりレアな松屋の新作を見つけてしまったのではなかろうか? さっそく食べてみたところ……えっ、マジで違う! いつもの牛めしと肉が違う!! き、極まってる!!!

・店内限定

『極 牛めし』についての情報は、ガチに店内のポップのみが頼り。ゆえに、そこに書かれていた情報しかお伝え出来ない。店舗限定なのは別として、その他に特筆すべきスペックとしては「アンガス牛100%使用」で「店内限定」といった辺りだろうか。松屋の丼もので店内限定、持ち帰りは無しというのは珍しい気がする。


そして「注文を受けてから煮上げる」というのも面白い。ゆえに、提供までは少し時間がかかるもよう。


値段は、通常がライスミニは500円で、並盛が530円。倍盛りというオプションも可能で、倍盛りライスミニは850円で、並盛が880円だ。また、倍盛りを選択した時だけ、ライス大盛り無料サービスも選択可能となっていた。


・肉が違う

今回は通常の牛めしとの比較のために、「極 牛めし」の並盛と、通常の「プレミアム牛めし」のライスミニをオーダー。通常のライスミニは数分で出てきたが、ポップや券売機に表示されていた通り、「極 牛めし」の方はそこからさらに5分ほど経ってから提供。


個別に見ても、なかなか外見上の違いは分からないかもしれない。だが、両方の肉をじっくり見比べてみると結構違う。「極 牛めし」の方は持った時点で柔らかく、どことなく赤身と脂肪の区分が曖昧な肉が多い気がする。


また「極 牛めし」の方が微妙に色が薄い。試しに「極 牛めし」の器に通常の牛めしの肉をブチ込んでみたところ、割とはっきりどちらがどちらの肉か見分けがつく。肉の違いのガチ感がスゴい。


・柔らかくて美味い

オーケィ、いつもと肉が違うのはよくわかった。しかし、肝心なのはウマさだ。そうだろう? 元がイイ肉だろうと、調理後にウマくなければそれまで。見た目にほだされることなく、ウマいのか否かを厳しくジャッジしようと思う。

では一口……


……


……


……


……


ウマァァアアアアアア!!!!!


味も間違いなくいつもの松屋の牛めしとは別モノ。マジで! 肉が! 違う! 普通にブラインドテスト的に情報を遮断して食べても「おっ、いつもと違うぞ?」と気付くであろうレベル。

普段の松屋の「プレミアム牛めし」も決して不味くはない。それなりに美味いので、しょっちゅう食べている。しかし「極 牛めし」の美味さは、文字通り松屋の牛めし史上「極」なクオリティと言っていいかもしれない。全国でどれくらいの店舗にて販売されているのかは不明だが、これはいい牛めしだ。もし近所で見かけたら是非食べてみて欲しい!

参考リンク:松屋
Report:江川資具
Photo:RocketNews24.