カプセルトイの進化は目覚ましいものがある。その昔は、小銭で買えるただのオモチャだった。もっと言えば、子ども騙しのイミテーションに過ぎなかった。ところがここ5~6年でそのクオリティは格段に上がり、モノによっては「これが小銭で買える!?」と驚くものもあって大人までもトリコにしている。

そんな大人向けカプセルトイのお店が、東京・秋葉原駅構内に誕生した。「ケンエレスタンド 秋葉原店」には150台を超えるカプセルマシンがずらりと並んでおり、その様は圧巻。商品のクオリティも高い。どれを買おうか目移りしてしまう。

・場所がちょっとわかりにくい

お店はJR秋葉原の6番線(総武線)の裏コンコースという少々わかりにくい場所にある。改札を抜けないし、ホームから下の階にも降りない。6番線ホームにあるミルクスタンドを目印にすると良いだろう。ミルクスタンドの前を通りすぎ、さらにスターバックスも通りすぎると、壁一面にカプセルマシンが並んでいる場所に出るはずだ。そこが目的の店である。


お店に行くと、大人向けのカプセルトイ専門店というだけあって品揃えが渋い! 葛飾北斎・習字用具・電柱フィギュア・仏像・掛け軸・釣り具まで、可愛らしいキャラクターモノはほとんどなく、日用品から工具、調理器具などのミニチュアを多く扱っている。



・羽根が回るミニチュア扇風機

今回購入したのは、2つの商品。いずれも200円である。


ひとつは「夏風せんぷうき」。コレ、本物の扇風機を縮小したただのミニチュアではなかった!


組み立てて電源を入れると、ちゃんと羽根が回るのである



・かき氷器は……

もうひとつは、「NEW ガリガリミニ氷かき」。かき氷器と、氷を作るトレイが2つ付属している。


氷を入れたらホンモノのかき氷器と同じようにガリガリできるらしい。それはぜひやってみたいと思い、トレイに水を入れて冷凍庫で氷を作ったのだが、こちらは思うようにできなかった。氷を作るところまでは良かったが……。


その小さな氷を入れてハンドルを回そうとしたところ……。


刃に氷が噛んでしまって、いくらハンドルを回しても削れなかった。たまたま刃の角度が削るのにふさわしいものではなかったかもしれない。きっと運が悪かったんだろう……。かき氷はできなかったけど、ミニチュアオブジェとしては十分秀逸。机の上に飾っておきたいと思う。


このほかにも、「カリモク60 ミニチュアファニチャー」や「ONKYO オーディオミニチュアコレクション」、「BOSCH ミニチュアコレクション」など、思わず全部コンプリートしてみたくなるようなカプセルトイが充実している。大人も子どもも楽しめる、カプセルトイの天国だ!


・今回紹介した店舗の情報

店名 ケンエレスタンド(KENELE STAND)秋葉原店
住所 東京都千代田区外神田1-17-6 JR秋葉原駅改札内(総武線6番線ホーム裏コンコース)
営業時間 10:00~21:00

参考リンク:VALUEPRESS
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]