地域によって呼び名が違うものの代表といえば、絆創膏(ばんそうこう)である。カットバンとかバンドエイドとか、リバテープと呼ぶところもあるそうだ。それに次いで、呼び名に地域差のあるのはコレではないだろうか。

広く知られる呼び名は「チューペット」かもしれないが、うちの地元(島根)では「チューチュー」と呼ばれていた。凍らせて食べる清涼飲料だ。その類似品を見つけたので、凍らせて食べてみたら夏休みの気分になった!

・チューチュー、なんて呼んでた?

チューペットは、1975年から2009年まで製造されていた。当時は全国各地にコレに類似する商品が存在し、各地で呼び名が違っていたようだ。私(佐藤)は大人になって上京するまでチューチュー以外の呼び名を知らず、現在もあまり把握していない。

それはさておき、今回購入したのは「シャリッ! かき氷気分」(10本入り税別100円)というものだ。メロン・レモン・イチゴ・グレープの4種類が入っている。


容器を見ただけでめっちゃ懐かしい! 自分が子どもの頃に食べていたものがどこのメーカーだったのか全然知らないけど、たしか兄弟でオレンジ味の争奪戦になった記憶がある。類似品とはいえいまだに製造されていて、またこうして味わえることをうれしく思う。


・膝で折れ!

袋の裏を見ると、開け方についての注意書きがある。ハサミを使う場合はケガに注意とのこと。ハサミなんかいらないよ! カチカチのチューチューを膝で折るのがカッコイイんじゃないか。パキッ! と小気味良い音が響くと、同級生たちと「やるじゃん」みたいな空気になったものだ。だからいらん! ハサミなんかいらんのだよ!!


・35年の時の重さ……

さて、一晩冷凍庫で寝かせたチューチューは、カチコチに凍っております。イエーイ!! 冷たいおやつの時間だよ!


ヨッシャ、カッコよく折ったる! と思ったが、約35年ぶりに膝折りに挑戦したところ、自分の思い描いたようにはいかず、へにゃっと折れてしまった。パキッ! とはならなかったのだよ、情けない……。



うまく折れると断面がキレイになるのに、へにゃっと折れた断面は汚い。ワシの腕もずいぶん鈍ったもんだ……。ちぎれ方がイケてないんだよなあ。35年という時の重さを感じるよ、マジで。



でも中身にはなんら影響はない。キンキンに冷えたシャーベットは美味しい。暑さも吹き飛ぶというものだよ!


今年も夏は猛暑が予想されている。おまけに新型コロナウイルス感染予防のために、マスクを着用する場面もあるだろう。積極的に水分を補給し、チューチューのような氷菓をとるなどして、熱中症対策を万全にしたいものである。

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

▼横からかじって、中身を押し上げたんだよなあ


▼最後は、最大の吸引力で全部吸い上げたもんだよ