世に「よくできたカプセルトイ」は数あれど、今日はどうしても紹介したい逸品がある。何度もガチャを回し、半透明のカプセルから見える商品が意中のカラーだとわかったときは、思わずガッツポーズが出た。
どうしてこれが嬉しかったかというと……ずばり実物を持っているからである。以前に当サイトでご紹介した「ラクレット&フォンデュメーカー メルト」のレッド、それが出たのだ。これがまたよくできていて、大小並べると小人の国に行ったガリバーのような不思議な感覚に陥る。どれくらい実物と似ているか比較してみよう。きっと驚くぞ。
・「recolteミニチュアフィギュア Vol.1」(全6種 / 400円)
2020年4月、株式会社J.ドリームから発売の「recolteミニチュアフィギュア」。ラインナップは「ラクレット&フォンデュメーカー メルト」×3種、「プレスサンドメーカー プラッド」×3種の全6種類。実物と同じカラー展開で、メルトの場合はレッド、ベージュ、グレーがある。
プラッドはマットレッド、マットネイビー、マットホワイトの3カラー展開。本体が開閉するんだけど、元々の構造がシンプルなので驚きはあまりない。やはり造形の細かさはメルトに軍配が上がる。
なんせ、ミニパン、ココットの付属品完備な上……
ちゃんと鉄板もリバーシブル! ラクレットで肉や野菜を焼く凹凸面と、フォンデュでチーズを温めるフラット面があるのだ。
・実物と徹底比較
付属品をセットした全体像。
そっくり! スモールライトで小さくしたようなメルト!
横から見たところ。
電源コードこそないが、温度調節ダイヤルやランプを確認。
recolte(レコルト)のロゴもちゃんと入っている!
上から見たところ。鉄板を外すと本当は電熱線があるのだが、ここは残念! ミニチュアの方には付いていなかった。
・ラクレットバージョン
上段で具材を焼き、下段でチーズを溶かすラクレットバージョン。
チーズを溶かすミニパン。巨人用と小人用だ!
鉄板にはちゃんと凹凸が。これで食材にきれいな焼き目がつく。
・フォンデュバージョン
上段でチーズを温めるフォンデュバージョン。
フォンデュバージョンでは、ココットを載せるために鉄板がフラットになっている。
付属のココット。ころんとしたフォルムをばっちり再現しているが、とにかく小さい〜!
・結論、カプセルトイすごい
recolteとカプセルトイの相性最強。元から写真映えするカラフルでミニチュアっぽいデザインに、J.ドリームの造形力を足したら無敵だ。もうちょっと筆者の腕がよかったら、写真だけでは「本物と見分けがつかなくなる」予感。
BOSCHの電動工具とか、カリモク60の家具とか、実物と並べると楽しいカプセルトイのシリーズはまだまだありそう。自分の持っているものがミニチュアになると愛着もひとしおだ。両者を見比べて「うわ、そっくりだ」と思うと、なぜだかものすごい恍惚感がある。今後もトイカプセルの世界から目が離せない!
参考リンク:株式会社J.ドリーム
Report:冨樫さや
Photo:RocketNews24.