新型コロナウイルスの影響で自粛生活が続き、体重が増えてしまった人は多いのではないだろうか。大丈夫、これから本気を出せばいい……と思いきや、そう簡単に腰が上がらないのが人間という生きもの。体のラインがバレる夏がやってくると分かっていながら、やはりダイエットは何度やっても面白くない。

ただ、近年は「低糖質」という言葉が定着したように優しい世界が存在する。現に昨年デブっていた私は、顔パンパン状態から低糖質でMAX5キロのダイエットに成功(コロナで4キロ増)した。つまり重要なのは食。ゆるりと取り組んでも体重が減ることを知っている。今年も夏本番が近いことだし、そろそろ痩せるか!!

・無印の低糖質カレー

ということで、薄着でポッコリお腹がバレる前に手を打つべく低糖質メニューを漁ってみた。以前食べていたメニューは飽きたし、何か新しいものはないかな〜できたら美味しいのがいいな〜なんてワガママばかり考えていたら……無印良品の低糖質カレーに行き着いた。

そう、ただでさえ無印のカレーは優秀で評判なのだ。ラインナップが豊富なことはもちろん、1つ1つのクオリティが高くてコスパもいい。それが低糖質になったとしても、MUJIの力をもってすれば食べる前から勝利宣言してもいいだろう。

・種類は3つ

今回もダイエットは余裕で大成功だな……そう思いながらオンラインショップを詳しく調べてみると、低糖質のカレーは欧風ビーフカレー、チキンとトマトのカレー、キーマカレーの3つが売られていた。

値段はすべて税込350円。どれも糖質10g以下に抑えられていて容量は150g。ちょっと少ないなと思ったが、そもそもダイエット目的で低糖質に手を出すケースがほとんどだから仕方ない。

また、量のわりにちょっとお高いような気がするも、無印らしく化学調味料・合成着色料・香料不使用だし、そのぶん手間をかけているのだろう。OK、OK、あとは美味しいかどうか。論点はそこに尽きる。

・欧風ビーフカレー

まずは3種の中でもっともオーソドックスなタイプの欧風ビーフカレーから食べてみた。小麦粉やでんぷんの量を減らし、糖質を抑えるために “おからペースト” を使っているそうな。調理方法はレンジかお湯で、他のレトルト商品と同じく簡単に作れる。

出来上がりの見た目はなんてことないカレーだ。一口食べてみると、舌触りがザラッとするもコクがあって口の中でピリリ。味はというと、普通のカレーと比べるのはナンセンス……それは分かっているが、美味しいかというと個人的には首をひねってしまうものだった。

ただ、辛さに関しては文句なし。かなり攻めているのが印象に残ったため、辛いカレーが食べたい&痩せたい人にとっては嬉しいだろう。私は辛いものが得意じゃないので思わず白米(糖質61.6g)を用意

うんうん、やっぱりカレーには白米が合う! ……って、低糖質ダイエットが目的なのにヤッチャッタ……。

・チキンとトマトのカレー

気を取り直してチキンとトマトのカレーを食べていこう。こちらも欧風ビーフカレーと同じく、小麦粉やでんぷんを使わず糖質を抑えている。スパイスを効かせたインド風のカレーとのことだが……おぉ!

見た目からそこはかとなくインドっぽい。欧風ビーフカレーに比べて辛さが抑えられているものの、味の方は「インド料理屋で出てきそうな一皿」と言っていい。チキンの肉肉しさもあって完成度が高いし、低糖質だから味が……なんて感じはしなかった。これはアリ!

・キーマカレー

最後はキーマカレー。こちらも小麦粉を使わずに糖質を抑えており、鶏ひき肉にたけのこを合わせているそうだ。そしてウリは生姜とのことだが……スパイシーなカレー好きなら迷わずコレを選ぶといいだろう。

というのも、とにかくカルダモンがスゴいの一言に尽きる。辛さこそマイルドではあるが、スパイシー方面にがっつり振り切っていた。そしてコリコリしている たけのこ の食感もアクセントになっていて、これはキーマカレーとして高い完成度を誇っている。「カレーはスパイシーさこそ命」。そんな人にはドストライクなはずだ。

以上、3種類を食べた結論だ。ここ数年、ココイチでも低糖質メニューが販売されるなど、カレー業界もダイエットに柔軟な対応をしている。今回欲望に負けて白米に手を出してしまったが、ガチで痩せたいなら白米に代えてカリフラワーなどを食べるようにしよう。夏本番まで間もなく……どうか皆さんよりよいダイエットを。

参考リンク:無印良品
Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.