ホントかよって。「水で濡らすだけで冷たくなる」って。100円で。そんな魔法みたいなタオル、100円で買えるわけないだろって。ダイソーの『クールタオル』のことなんだけども。

でもまあ、商品が陳列されているすぐ上に「売れてます!」って書いてあるということは……本当に “水で濡らすだけで冷たくなる” のかしら? それともみんな騙されているのか? 私が責任をもってジャッジしたい。いざ!

購入したのは計3本。好みの色・柄をチョイスした。んで、どのように検証するのかというと、この「クールタオル」と、いわゆる普通の「白いタオル」を比べてみようと思うのだ。


まず、水を濡らさない状態でクールタオルの温度を測ってみると28.3度。そして、どこかの旅館でもらった白いタオルを測ってみると……


28.2度。ほぼ互角、すばらしい。両者、フライングなくスタートラインに立った状態。そして、両方同時に……


水に濡らして……


軽く絞った。もしもパッケージに書いてあった “水で濡らすだけで冷たくなる” が本当であれば、この状態で温度に差が出るということになるが……


まず、クールタオルは22.9度。そして、白いタオルは……


な、なんと!


23.2度……。


……。


どうしたらいいのだろう。ほぼ変わらない……。数値の上では、ほぼ互角。しかしながら、クールタオルのほうが0.3度低いのだから、たしかに “水で濡らすだけで冷たくなる” のは本当であるとは言える。しかし……うむむむ……


……と苦悶しながら首に巻いてみたところ……


あ……あれっ!? 冷たい!

どういうわけだか、想像以上にヒンヤリと冷たいのだ。あれ? なんで? そして、間髪入れずに白タオルを首に巻いてみたところ……


そんなでもない!!

なんというか「水で濡らしたタオル」そのまんまの感触。でも、さっきのクールタオルは、明らかに白タオルよりもヒンヤリと感じた。ということで、あらためてクールタオルを首に巻いてみたところ……

つめたい!!!!

なんでなんで〜!? おもしろいコレ〜! 本当に冷たい。本当の本当に冷たいのだ。数値の温度はほぼ同じなのに、“感じる温度” が全然違うとはこれいかに!? おそらくだけど……


タオルの表面に空いているボコボコの穴が冷却効果のヒミツであると見た。おそらく。たぶん……。まぁ、あまり深く考えずに、「冷たくなるタオル」として使っていこう! 熱中症対策にも良さそうだ。はやく夏、来ないかなぁ〜。

Report:100均評論家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24

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