ンゴッ! ンゴゴッ!! みなさん、デブってますかーーー! ここ数カ月のテレワークでデブってませんかーーーー!! 私、P.K.サンジュン、体重計にこそ乗っていないものの、とんでもない勢いで太ってまぁぁぁあああすッ!!  ンゴッ! ンゴゴッ!! ブヒ! ブヒヒ!!

こうなったら通常運転に戻るまで全力でデブってやろうと思っていますが、そんな豚モード全開の私ですら購入をためらう新商品を発見してしまいました。それが『ペヤング豚脂MAXやきそば』です。ブ、ブヒ……! さすがペヤングだブヒ……!!

・絶賛激太り中

世間様より2テンポ、3テンポ早くテレワークに突入した我らロケットニュース24編集部は、そろそろ自宅作業3カ月目を迎えようとしています。10年以上通い続けたジムにも行けず、人目を一切気にしない日々。背中の肉はブヨり、内ももの肉は擦れ、そしてアゴ下がタプっている私は、過去最高の豚を更新中です。ブヒ!


でも、いいんです。通常運転に戻ったら豚からの華麗なる変身をお見せすればいいのですから。「サンちゃんはできるコ。やればできるコ」……と自分に言い聞かせつつ、最近は欲望の赴くまま、食いに食って食いまくっています。普通に主食はお菓子ブヒ!

そんな豚ですら『ペヤング豚脂MAXやきそば』には怯みましたよね、ええ。別に「共食いになっちゃうから」とかそういう意味じゃないですよ? 黄金のパッケージからあふれ出す “デブオーラ” と「胸焼けにご注意ください」の文字に、一瞬「さすがにコレは……!」とたじろいでしまったのです。

だがしかし、ある意味でこいつを美味しく食べるチャンスは今しかありません。なにせ今の私は冷蔵庫を開けるたび、必ずアーモンドチョコレート2粒をチャージしている豚なのですから。考えようによっては『ペヤング豚脂MAXやきそば』と豚(42歳)は、巡り合ってしまったのです。

・胸焼けにはご注意ください

メーカー希望小売価格は税別205円。また、ペヤング公式ホームページには以下のようにありました。


「醤油ベースのソースに豚脂をたっぷりと使用した、こってり好きにはたまらないやきそばです。※豚脂を豊富に使用しているため「胸やけ」にはご注意ください」


胸やけをカッコでくくるあたり、やはりコッテリ感には相当な自信があるのでしょう。ダイエット至上主義のこのご時世『ペヤング豚脂MAXやきそば』が爆売れするとも思えません。こいつを受け止めてやれるのは、絶賛ブタ化進行中の私しかいないのです。

というわけで、湯切りをしてソースを投入、あたりに立ち込める濃厚な香りを感じつつ麺をまぜまぜすれば『ペヤング豚脂MAXやきそば』の出来上がり──。上京したてのヤンチャ青年にも負けないギラギラ感は、食べる前から死闘の予感を漂わせていました。

・ウマいのはウマい

結論から申し上げましょう。『ペヤング豚脂MAXやきそば』は店で食べる油そばと同等のウマさがありました。……が、3口でギブアップ! コッテリ感ハンパねぇぇぇええええ!! 豚脂の破壊力エゲツねぇぇぇええええええッッ!!

お世辞ではなく、タレの味そのものは油そば専門店にヒケを取りません。さすがに麺はインスタントですが、ペヤングの技術力の高さを改めて思い知らされました。こうした “狙っている商品” でも、キッチリ仕上げてくるあたりはさすがペヤングです。

それでも、デブでも、豚でも『ペヤング豚脂MAXやきそば』は3口しか食べられませんでした。1口目は「ウマッ!」と思ったのですが、2口目で早くも胸焼けの兆しを感じ、3口目で余裕のトドメ。圧倒的な戦闘力を見せつけられた豚はファイティングポーズすら取れないまま、あえなく敗北を喫したのです。

要するに、味うんぬんではなく、本当の本当にギットギトなんですね。パッケージにでかでかと「胸やけにはご注意ください」と記載してあるのは、ネタでも何でもなく単なる親切心でした。というか、誰が胸焼けせずに最後までコレを食べ切れるというのでしょうか? 強い、強すぎます。

というわけで『ペヤング豚脂MAXやきそば』は、味は良いものの最後まで食べ切るのが難しい、矛盾をはらんだ商品でした。胃力(いぢから)に自信がある方は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか? まだまだ俺も豚修行が足りないぜ……ンゴッ! ンゴゴッ!!

参考リンク:ペヤング公式サイト
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼まだまだ子豚だと思い知らされました。