こ、こいつは欲望のカタマリだ……。そう思う冷凍食品は数あれど、今回購入した「NEW肉めし」もなかなかのものであった。何しろ、商品袋にデカデカと「肉めし」と書かれているだけでなく「牛カルビ×焼肉だれ」、さらには追い打ちをかけるように「香ばしい醤油とニンニクの香り」と畳み掛けてきているのだ。

もうキャッチコピーだけでかぐわしいし、一言でいうなら欲まみれ。怪しく黒光りするご飯の写真も見るからにウマそうときたら……是が非でもお願いしたい!!

・めちゃボリューミー

NEW肉めしを発売しているのはテーブルマーク株式会社。個人的には「ごっつ旨いお好み焼」やうどんの家庭的なイメージが強かったが、どうやら「男の夢」とも言える商品も販売しているらしい。ちなみに同商品の値段は358円(スーパー価格)だった。

容量は500gと普通以上。普段から大盛りを注文するような人なら全部調理して問題ないが、少食な人や女性、子どもは分けて食べるといいかもしれない。……と、基本的な情報をお伝えしたところでさっそく実食! まずは皿に全部盛りつける。


さすが500gというだけあって溢れんばかりでパンパン。見た目にも破壊力があるし、こいつは満足させてくれそうだ。あとはラップをして加熱したらOK。レンジに入れて9分ほど待てば……

へい、一丁! もう「タレがビチャビチャに染み込んでますよ」的な見た目からして最高だ。肉の存在感がある上、ニンニクの芽、にんじんなどもハッキリと確認できて、フワッとただよってくる醤油の匂いもヨロシ!


・しっとりめ

ここまでは合格も合格点。残すハードルはお味の方だが、結論から言うと「好きな人は好き」な味だった。というのも、こってりに振り切っていたのだ。

ニンニクがきちんと効いていてパンチ力も十分。口に入れて喉を通過させるたびに「メシ食ってる感」をしっかりを味わえる。こってりがゆえ飽きが来てしまうもそれはそれ。中途半端なものよりは振り切っていた方がいいし、もともと見た目が欲まみれだったから期待通りと言っていいだろう。

唯一気になったのは、タレを吸っているからかご飯がしっとりしていたことくらい。このあたりは人それぞれ好みが分かれると思われるが、米がパラパラしているのが好きならフライパンを使って調理した方がいいかも。

・肉とマヨで限界突破

そして味が濃いなら濃いでやるべきことがある。悪魔的なアイツをぶち込む……そう……

マヨネーズである。牛カルビにマヨを加えると頭の悪そうな見た目ではあるが、相性は言うまでもなく最高。食べてみるとやはり間違いない。さらに肉メシのポテンシャルを引き出して限界突破するので興味のある方は試してみて欲しい。

なお、公式HPでは「肉めしのレタス包み」「肉めし丼 温玉のせ」といったアレンジレシピが公開されている。肉メシ自体は欲まみれとはいえ、工夫すれば健康を考えたものになるので参考までに!

参考リンク:テーブルマーク「NEW肉めし」
Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.