在宅勤務が続いている。当編集部でもオンラインミーティングが定着し、1~2週に一度は画面越しにメンバーと顔を合わせる状況だ。さて、以前の記事で紹介した通り、私(佐藤)を除く当編集部のメンバーは皆、鈍感である。半裸にも関わらず「SnapCamera」でスーツ偽装してミーティングに参加しても、誰1人として気づかない。

きっと多少のことでは気づかないだろう。自撮り動画を流して、エア参加してもバレないんじゃないのか? そう思い、実践してみたぞ!

・スマホで撮った動画を流す

可能なら、動画のみで参加したかったのだが、さすがに会話まで偽装することは難しい。せめて映像だけでもと思い、音声はライブ。映像は録画で挑戦することにした。まず、偽装用の動画を撮影しておく。ウェブカメラはミーティング参加時と同じ場所に設置し、適度にカメラを意識しながら作業風景を撮影しておく。


撮影した動画をスマホに取り込み、再生可能な状態にして、その前にウェブカメラを設置。これで準備完了だ。


・あいつが異変に気付いた!

そしてミーティング開始! はたして、誰か気づくのだろうか? きっと誰も気づかないだろう。気づく訳がない、どうせ人の映像なんか見ちゃいないんだから。


ところが! 開始直後に編集長GO羽鳥が、違和感を覚えたようでこう発言した。


GO羽鳥「佐藤さん、なんかおかしくない? 声と画が合ってない気がするけど」


1番鈍感な男が、今日に限って何を言い出すんだ! ほかのメンバーに気づかれるならまだしも、アンタにだけは気づかれたくない! ということで、即座に取り繕う。


佐藤「今日なんかネットが重いんだよね。ラグが出てるのかな? あら? みんなの映像が止まった。ネットがおかしいみたいだな」


弁明はコレで十分だ。どこでもあり得る、想定されるトラブルのひとつだ。羽鳥はコレで黙った。ヨシ! いける!! これで今日のミーティングはいける!


結局約40分のミーティングは無事に終了だ。実は、録画映像は30分程度しかなかった。したがって、後半の数分間、映像の私は完全に止まっていたのだが、そのことに誰も気づかなかった。フフフ……。


ということで、オンラインミーティングに新たな可能性を見出したことを、ここに報告しておこう。この調子なら、まだまだいけるな。


Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24