時刻は午前3時半ごろ。国民的知育菓子「ねるねるねるね」を急に食べたくなってしまった筆者。近所のコンビニでゲットし、帰宅したのが午前4時ごろ。

かれこれ25年ぶりくらいの「ねるねるねるね」だ。興奮を抑えつつ、パッケージ裏の作り方を見ると……そういえば水が必要だったなこれ。キッチンまで行って水を用意するのはダルい。もういいや。いつかキッチンに行く機会があった時に作ろう。酒でも飲んで寝るか……待てよ、酒で作ったらええやんけ!

・ねるねるねるね

というのが、このIQが3くらいしかなさそうな記事が制作されることになった経緯。ちなみに、これは「ねるねるねるね」をお酒で作ることを推奨するものではない。真似して気分が悪くなったりしても、全て自己責任だ。

今回水の代わりとして起用されたのは、「メイリの65%」という、アルコール度数が65度にもなる強いウォッカ。詳しくは別の記事で紹介しているので、そちらを読んでいただきたい。

詳細をお伝えする前に、まずは結論を述べておこう。もう少し度数の弱いお酒で作った方が良いと思うが、そう悪くない結果だった。もし真似をするなら、普通に40度くらいのウォッカやジンでやると良い気がする。もしかしたらバーボンやブランデーでもいいかもしれないが、モノによっては香りの面で相性の良し悪しがありそう。

それでは順を追ってお伝えしていこう。と言っても、「ねるねるねるね」の作り方については省かせていただく。いきなりハイライト。血迷ってお酒をブチ込んだシーンからだ。


https://instagram.com/p/B_3_FjkJd-K/


パッケージに付属している極小のカップにウォッカを注ぎ、「ねるねるねるね」の1番目に使う粉にブチ込む。カップからウォッカが漏れて机にこぼれたが……なに、本来は消毒液の代用として売られた感のあるウォッカだ。机を消毒できて一石二鳥というものよ。

次はこれを混ぜて……



混ざらない


驚くほど混ざらない。いや、粉とウォッカはそれなりに混ざりつつあるのだが、どんどん固くなる。「ねるねるねるね」ってこんな感じだったっけ? 絶対違うだろ。1番目の粉に水を入れた段階では、もっとトロットロでほとんど液体みたいな感じだろ? ジャリジャリしてるぞこれ。

どう考えても失敗である。よくよく考えれば、アルコールは水分を奪うものだ。いくら透明で液体だからといって、水が必要なところにアルコールをブチ込むのはやはりダメだったか……。

しかし、いまさら後に戻るわけにもいくまい。戻るもなにも、今のが最初の一手だったのだ。それが致命的な失敗だったのだから、例えるならパンドラの箱を開いてしまったようなもの。であればこのまま突き進み、いかなる地獄が誕生するか見届けよう。案外、最後には希望が残るかもしれない。2番目の粉を投入して作業を続行。



相変わらずジャリジャリしており、「ねるねるねるね」感は皆無。一応色は青からピンクっぽい色に変化したが……なんだかグロくなってきた。なんだろうこれは。この見た目……



_人人人_
> 脳 <
 ̄Y^Y^Y^ ̄


・ミラクル

ということで、「ねるねるねるね」に水の代わりにお酒をブチ込んだら、脳っぽくなりました。これは食欲も失せるというもの。やっぱりアカンかったな。軽くシャワー浴びて寝よう。

約10分後




なんということでしょう。脳っぽかった「ねるねるねるね」が、「ねるねるねるね」っぽくなっています! 席を外したのは10分ちょっと。脳っぽかったジャリジャリしたカタマリは跡形もなく、なんだかトロみのあるそれっぽい感じに変化

なんだこれは。もしかしてアルコールが飛んでこうなったのだろうか。それとも、ちゃんと混ざるのに時間が必要だったとかそういうことなのだろうか。詳細は全く不明だが、とにかく良い感じになっている。

これはワンチャンあるかもしれない。急遽(きゅうきょ)廃棄の予定を変更し、トッピング用の最後の袋を開封。



トロみすらも獲得して完全復活した感のある「ねるねるねるね」にトッピングの粉をつけて……


……


_人人人人人人_
> ウマい! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄


テーレッテレー、練って美味しいねるねるねーるね!! ……思わず脳内でCMが流れてしまった。ノーマルの「ねるねるねるね」よりも若干硬いが、なかなかイケる感じになっている。味は普通にアルコールみのある「ねるねるねるね」だ。

完全なる失敗からの奇跡的な復活というミラクルで、全米が泣いてもおかしくは無い展開。少しまだアルコール度数が強く、もう少し弱めなお酒の方が良いとは思うが、不味くは無い。これは、他にも色々な飲み物で試してみるのも良い……かもしれない。

参考リンク:クラシエ
Report:江川資具
Photo:RocketNews24.

▼テーレッテレー!