あまり自炊はしない方だが、定期的に家でステーキを焼いている。と言っても、肉質や焼き方にこだわった贅沢ステーキではない。スーパーで買ってきた安い肉をただ適当に焼くだけの激烈意識低い系ステーキだ。しかし、これが実にウマいのである。

その際に欠かせないのが、イオンの『醤油が香る ブレンドスパイス』というプライベートブランド商品。税込297円という安さながら、外国産の赤身肉を激ウマステーキに変えてくれる万能調味料で、個人的にはむしろ安い肉の方がマッチすると思っている。安ければ安いほど、味のあるステーキに仕上がるのだ。

・イオンの最強スパイス

イオン系列のスーパーでも、売ってたり売ってなかったりする少々レアなアイテム『醤油が香る ブレンドスパイス』。肉以外にもピラフ、卵料理など何にでも合うと謳う魔法の粉である。マジで万能なので、見つけたら即ゲットを推奨したい。

この商品は名前からも分かるように、何種類ものスパイスがブレンドされている。原材料は以下の通り。

「食塩、こしょう、しょうゆ、フライドガーリック、ガーリック、レッドベルペッパー、パプリカ、オニオン粉末、コリアンダー、グリーンベルペッパー、パセリ、唐辛子、マジョラム、オレガノ、バジル、調味料(アミノ酸等)」

・ステーキを焼く

今回使用するのは、スーパーで買ってきたアメリカ産の牛肩ロースだ。ステーキ用としては売り場の中でもっとも安い赤身肉である。先に言っておくが、凝った下ごしらえなんて一切しないぞ。肉を常温に戻して軽く筋を切り、フォークでブスブス刺すくらいだ。あとは焼く直前に、スパイスを両面に適量まぶすだけ。

火の強さ、焼く時間、裏返すタイミングなどは、検索すると無限に出てくるので各自ググってくれ。私(あひるねこ)も正解はよく分からん。ただ、一旦肉を休ませるとかアルミで包むとかは面倒なのでパス。あくまで激烈意識低い系ステーキであることを忘れるな。このまま数分焼いたら……


もうそれで完成でいい。

・味付けはスパイスだけ

アスパラ? ポテト? にんじんグラッセ? んなもんいるか。余計な付け合わせは不要だ。今は冷めないうちに、目の前の肉の塊を食らうことが最優先事項である。ナイフでゴリゴリ切ったら……

それをイオンスパイスにちょんと付けてーの、あぁむッ! よしよし、ピリ辛でガーリックの効いたスパイスと、ギュッとした噛み応えのある固めの赤身肉が最高にマッチして激ウマだ。私も過去にいろいろ試したが、今はこのスパイスだけで十分と断言できる。まさにゴッドパウダー。

ゴクンと肉を飲み込んだら、次はライス……ではなく赤ワインをグビグビと流し込むのがこのステーキにおける正しい作法と言えよう。その際、ワインも肉同様に安いものを用意すると なおいい。私の経験上、こういう肉は上等なワインをチビチビ飲むより、安ワインをガブガブ飲んだ方がウマさが引き立つのだ。

・欠かせない相棒

安いステーキ肉に安い赤ワイン、そしてイオンの『醤油が香る ブレンドスパイス』。これら3つが揃えば、きっと最高な夜になる。肉は塩こしょうオンリーがジャスティスという人もぜひ試してみてほしい。もしかするとイオンでもっとも買うべきトップバリュ商品は、このスパイスかもしれない。

参考リンク:トップバリュ「醤油が香る ブレンドスパイス」
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

▼マジで万能。