自宅の風呂場に「富士山の絵」を飾ったら銭湯気分が味わえるかもしれない──そう思った私は、ネットショップで “いかにも” な商品を購入した。これで我が家の味気ない浴室が歴史ある昔ながらの銭湯に様変わりするハズ……期待は大。大の大の特大である。

かかった費用は約4000円……ぶっちゃけ高い。クーポンとポイントをフル活用してゲットしたものの、ポチるのにだいぶ勇気が必要だったことは伝えておこう。裏を返せば、かなり本気。お遊びのアイテムではないってことだ。これで毎日銭湯気分を味わってみせる!

・お風呂ポスター

水だけで壁面にペタッと貼れる「お風呂ポスター」。幼児向けの勉強系ポスターや、旅行気分が味わえる世界遺産ポスターなどなど、めちゃくちゃ種類は豊富だった……が! 選ぶべくして選んだのが『湖畔の富士』なる銭湯絵。うむ、とても素晴らしいタイトルじゃないか。

一応、取扱説明書を確認すると、壁面スペースをタオル等で拭いて汚れを落としてから、たっぷりの水をポスター裏面と壁につけて仮止め。その後、空気が入らないように注意して中央から四方に向けて押し当てるように貼れば完成とのこと。いざやってみると……

一瞬で完成した。

・驚くほど昭和の雰囲気

やはり落ち着く。消えゆく昭和の銭湯が自宅で見事によみがえったぞ。たった1枚の絵でこれほど渋い雰囲気が出てしまうとは……ハッキリ言って期待以上。末広がりで縁起の良い富士山を眺めながら入る風呂は格別に違いない。ってか、もう我慢できん。風呂にしよう。

・シャワーがアレだった

さて、ゆっくりと湯船に浸かる前に、まずはシャワーだ。ちなみに、我が家は「LEDライトが7色に光るレインボーシャワー」を使っている。おそらく富士山との相性は最悪だが、ここはあえてギャップを楽しみたい。それでは電気を消して、スイッチ……ON

やはり……

すべて台無しになったようだ……。


・まるで絶景温泉テーマパーク

懸念通り、シャワーを浴びている間は風呂場がハロウィンみたいになってしまった。しかし、体を洗って湯船に浸かると、目の前には雄大かつ美しい富士の姿……今度はまるで絶景温泉じゃないか。こ、これは最高過ぎる。温泉気分を演出する入浴剤も効果が倍増している予感。

とりあえず銭湯気分を味わいたい方は富士山の絵を貼る、もしくは描いてもいいかもしれない。予算があればプロジェクターを使うのもアリ。とにかくアレンジは無限大だから、皆さんも自宅で色々試してみてほしい。

私は「7色シャワー」と「富士山の絵」でテーマパークと化した自宅をさらにパワーアップさせようと思う。

参考リンク:お風呂ポスター専門店 小さなオアシス
Report:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.


▼一応、富士山が主役です