2020年4月10日、ミスタードーナツから高級感のある新作が登場した。ミスドとお茶の専門店「祇園辻利」、そして菓子ブランド「Toshi Yoroizuka」がトリプルコラボした、抹茶を用いたドーナツ6種だ。

抹茶の風味がしっかりと感じられ、高級感がありながらも「ミスド価格」な新作を、さっそくご紹介するよ。

・抹茶の風味が強い

期間限定発売された『抹茶の、頂シリーズ』は、祇園辻利の一番摘み宇治抹茶を、抹茶と同じく京都・宇治出身の鎧塚俊彦シェフが進化させた「ミスタードーナツ事業創業50周年にふさわしい特別な商品」だそう。

見た目はミスドでおなじみなドーナツたちに似ているものもあるが、果たしてお味はどうだろうか。さっそく1つずついただいていこう。


まずはおなじみ、モチモチ食感な「ポン・デ・リング」を用いた「ポン・デ・宇治抹茶ショコラアーモンド(税抜・160円)」。モチモチ食感はそのままながら、宇治抹茶パウダーから漂う香りが高い。ちょっとたこ焼きを思い出す見た目。

ちなみに、生地にも宇治抹茶が練り込まれており、抹茶と上からかけられたチョコレートのほろ苦さが絶妙にマッチしている。「大人」な味がする!


続いては同じく「ポン・デ・リング」ベースの「ポン・デ・ダブル宇治抹茶ミルククランチ(税抜・160円)」。宇治抹茶チョコがかけられており、抹茶の香りとほろ苦さは感じられるものの、ホワイトチョコベースだからまろやかな味わいになっている。上にトッピングされたミルククランチも、まろやかな味わいとともにサクサクとした食感を楽しませてくれる。

こちらも、生地にしっかりと宇治抹茶が練り込まれていたよ。


ポンデ好きに嬉しいもう1種、「ポン・デ・宇治抹茶&ショコラクリーム(税抜・180円)」もあるよ。宇治抹茶が練り込まれた生地は他の2種類と同じだが、間にクリームが挟まれているタイプのポンデだ。上から宇治抹茶チョコがしっかりかけられているのも嬉しい。

しかも抹茶要素はそれだけでなく、挟まれているクリームも宇治抹茶ホイップになっていた。抹茶の三乗だ〜! おまけに、チョコクリームまで挟まっていた。ほろ苦さもマシマシだ。


お次は「ティラミス宇治抹茶ホイップ(税抜・200円)」。「エンゼルクリーム」などでおなじみの生地にココアが練り込まれた、ふんわりとした生地が最高。

生地の間には、甘さの中に抹茶のほろ苦さをふんわりと感じられる宇治抹茶ホイップとアーモンド、おまけにティラミスが入っていた。甘さとほろ苦さに、ティラミスがもたらすほんの少しの酸味が加わってたまらない!


同じココア風味の生地を用いたティラミス入りの「ティラミスショコラホイップ(税抜・200円)」は、一転してほろ苦さが際立つ味わい。抹茶要素は上からかけられた宇治抹茶チョコのみだが、そのほろ苦さを高めるように中のショコラホイップが持つ苦味が効いてくる。

中にはティラミスとまろやかな甘さのミルククランチが入っているにもかかわらず、抹茶とチョコレートのほろ苦さが全面に出てくる、不思議な味わいだ。


最後は「宇治抹茶ショコラパイ(税抜・220円)」。ココアを練り込んだサックサクのパイ生地に宇治抹茶チョコがかけられ、口元へ運ぶだけでほろ苦い香りが漂ってくる。

中には宇治抹茶チョコとチョコクリームが挟まれており、ほんの少量ながらねっとりとした食感と濃厚なコクのある甘さで楽しませてくれる。香りはほろ苦いが、甘味がしっかりとしているので苦味が苦手な方にもオススメだ。


・お昼過ぎが狙い目

はりきって朝イチにお店に行ったところ、まだ作り終えていなかったそうで店頭に並んでいなかった。何店舗か巡ってみたが、どこも同じだった。どうやら『抹茶の、頂シリーズ』は作るのに少し時間がかかるようで、今後状況が変わるかもしれないが、店頭に並び始めるのはお昼頃からになる可能性が高いそう。

抹茶の風味豊かな『抹茶の、頂シリーズ』を楽しみたい方は、お昼を狙うのがオススメかもしれない。

参照元:『抹茶の、頂シリーズ』
Report:伊達彩香
Photo:RocketNews24.

▼お昼に勢揃いしました。