みんな大好き、俺たちのスシロー。大手回転寿司チェーン店の中でも、頭1つ……いや、頭5つくらいは飛び抜けた存在でなかろうか? 行けば高確率で満たされるハッピー回転寿司、それが「スシロー」だ。
そのスシローが2020年4月1日から販売を開始したのが『持ち帰り手巻き寿司セット』である。このご時世、イートインよりテイクアウト需要の方が高そうだが、果たしてどんな内容なのか? さっそく購入してみたのでご覧いただきたい。
・持ち帰り限定メニュー
『スシロー手巻セット』は、「とろ鯖押し寿司」や「上穴子の押し寿司」などと同じスシローの持ち帰り限定メニューである。スシローによれば「以前販売し、多くのお客様から復活を望む声をいただいた」とのことだが、時代を見据えた商品であることは間違いないだろう。
その内容は「まぐろ」「サーモン」「えび」など、スシローの人気ネタ10種に加え、シャリと海苔まで(もちろん、わさびやしょう油、ガリも)まで付いているとのこと。ボリューム的には2~3人前となっており、価格は税抜き1980円、都市型店舗では2330円だ。
ご家庭で手巻き寿司をやる方ならばお分かりかと思うが、2~3人前で1980円なら、かなりお得ではなかろうか? なんだかんだ刺身にこだわっているうちに値段もグイグイ上がっていく……それが自宅手巻き寿司の宿命(さだめ)である。
・事前注文が吉
その『スシロー手巻セット』は事前にインターネットか電話で注文しておくと便利だ。ネット注文の場合はクレジットカード決済のみとなっており、電話注文ならば現金支払いも受け付けている。
さて、事前に予約した『スシロー手巻セット』をピックアップし、その日の晩に手巻きずしをすることに。先述の通り、基本的にはすぐに手巻き寿司を始められるセットが揃っているから、あとはお好みで野菜でも刻んでおけば準備完了だ。
気になるネタの内容は、マグロ、サーモン、えび、ほたて、いか、いくら、ねぎとろ、たまご、うなぎ、ツナマヨの計10種類。一瞬ハズレに見える「たまご」や「ツナマヨ」は、子供がいる家庭には大変ありがたいラインナップで「さすが、スシローわかってる」と感じた次第だ。
・気になる味は…
んでもって、肝心の味はというと「スシローの手巻き寿司版」としか言いようがない。当然、お高い刺身よりは劣るものの、安定感やコスパはかなり優良だ。社交界の手巻き寿司パーティーには向かないかもしれないが、家でサクッとやる手巻き寿司なら十分ではなかろうか。
1つだけ弱点を挙げるとすると、海苔のサイズが小さいことは気になった。簡単に言うと、海苔が小さすぎて巻きづらい。個人的には枚数が半分になってもイイから、海苔は倍のサイズにして欲しいと感じた。それ以外には価格も含め、特に気になる点は見つからなかった。
余談だが、ニューヨークを始めとする多くの世界的大都市がロックダウン(封鎖)され、テイクアウトのみの営業を続ける飲食店が多いと聞く。仮にそうなった場合、この『スシロー手巻セット』を覚えておくといつか重宝する……かもしれない。
というわけで、さすがの安定感だったスシローの手巻き寿司セット。「ちょっと今は店で食べられないよな~」なんて人にもオススメだ。
参考リンク:スシロー
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.