肩ローーーーーーーーーーース! 出だしから答えを言ってしまいましたね。「いきなり」だけに。そう、「いきなり! ステーキ」の『ワイルドステーキ』は肩ロースなのです。

ワイルドステーキを食べたことがある人は多いでしょうし、その名称を聞いたことがある人はもっと多いかと思います。では、ワイルドステーキが肩ロースだったってことは……ご存知でしたか?

なぜこんなことを聞くかというと、ワイルドステーキの場合は「安くてそこそこ美味いから部位なんてどうでもいいじゃねえか!」という状態で食らいついている人が、比較的多いような気がするのです。圧倒的なコスパの前に、「部位について」知りたい気持ちが入り込む隙間が無いとでも言いましょうか。

また、これはお店によるかもしれませんが、私がよく行く店舗ではメニューにワイルドステーキの部位に関する説明が見当たりません。もしかしたらどこかにあるかもですが、目立たないのです。


それもあって、私も長年ワイルドステーキが何かを知らずに貪(むさぼ)り食っていたのですが……つい最近「そういや、これどこの部位だろう?」と気になったのです。そして店員さんに質問してみたところ、上の答えを教えてもらった次第。

念のため他にも何人かのスタッフに聞いてみましたが、みなさん一様に「肩ロースです」とおっしゃる。間違いないようです。


・『ワイルドステーキ』という名称が1番しっくり来る理由

そう聞くと、「肩ロースって……普通か(笑) 全然ワイルドちゃうやん(笑)」と思う人だっているかと思いますが、私はやはり『ワイルドステーキ』は『ワイルドステーキ』という名称が1番しっくり来る気がします。「肩ロース」では絶対にダメなのです。

なぜなら……まずは、“ワイルド” と言っても差し支えないコスパの良さ。そして、思い出してくださいワイルドステーキが辿ってきた軌跡を。一部の客から「硬い」と言われて社長が緊急メッセージを貼り出したことを。ワイルドステーキはあのメッセージのきっかけになったのですから、これだけでも相当にワイルドと言えるでしょう。

それらの理由から、私は『ワイルドステーキ』は『ワイルドステーキ』という名称がピッタリ……だと思うのですがいかがでしょうか?


おっと。話が随分脱線してしまったようですね。最後に、もう1度言いましょう。「いきなり! ステーキ」の『ワイルドステーキ』は肩ロース。お友達とお店に行って時間を持て余したら、「知ってる?」と聞いてみてはいかがでしょうか。「一体どのへんがワイルドやねん(笑)」と話が盛り上がる……かもしれませんよ。

執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.