二郎系ラーメンが好きな人は多いだろう。太めの麺に盛られた野菜、厚みのある豚肉と脂──ボリュームとパンチのある味を求めてついつい食べたくなってしまう魔性の魅力がある。

そんな二郎系とマヨネーズが出会ってしまった、もはや魅惑的を超えて悪魔的なラーメン「マヨ郎」なるものを発見してしまった。結論から言うと最強に美味しかったので、さっそくご紹介したい!

・絶妙なマヨ加減

「マヨ郎」を求めて、埼玉県・川口にある『僕との麺』へ行ってきた。何らかの暗殺拳の伝承者が登場しそうな店名だが、そんなことはなかった。

迷うことなく「マヨ郎」を注文し、無料サービスの生卵をお願いした。トッピングの好みを聞かれるまでじっと待ってから、ヤサイ・アブラ・ニンニク・ショウガを全て「普通」でオーダー。しかし、後にこのオーダーを後悔することになる……。

トッピングのオーダーをミスったことも知らない私の元へ、「マヨ郎」が来た〜! 盛り盛りのもやしとドデカいチャーシューにテンションが上がる。そしてスープには……マヨネーズが浮いてるゥゥゥ!! 溶け込む感じでなく、ガッツリとマヨネーズが入っている。

筆者はマヨラーだから良いけれど、これはマヨネーズの味しかしないのでは? などと思いながら、太く縮れた麺をすすると──何コレ。スープとマヨネーズが絶妙に絡み合っている……! 見た目に反して、マヨネーズが物凄く上手くスープに馴染んでいる。スープの持つ味を引き出すかのように、マヨネーズがコクを与えているのだ。

しかも、味が染み込んだ極厚チャーシューとスープも合いまくりだ。マヨネーズが、ガツンとパンチの効いた味をマイルドにしすぎることなく、まろやかなコクで包み込んでいる。ついでに言うと、無料サービスの生卵を麺と絡めて食べるのも最高だ。麺とマヨネーズには卵が含まれているのだ、初めから勝利は確定していた。

しかし、何より合うのがヤサイだ。一般的にサラダにかけられることの多いマヨネーズが、モヤシたちに合わないはずもなく。ヤサイが進むどころか止まらない! 全てを食べ尽くしてスープを飲みながら、数分前のヤサイを「普通」でオーダーした自分を恨んだ。せめてヤサイの量は「チョイ(1.5倍)」にしておけば良かった……!

・売り切れる場合も

実は「マヨ郎」を求めて『僕との麺』へ初めて行った際、「マヨ郎」が売り切れで食べることが出来なかった。平日の、営業時間終了まで1時間半以上残っている20時過ぎだったにもかかわらずだ。「マヨ郎」人気すぎる……!

「マヨ郎」はレギュラーメニューではなく、3月〜5月までの限定メニュー。しかも営業時間内であっても売り切れていることもあるので、気になった方は二重の意味で、お早めに。

・今回訪問した店舗の情報

店名 僕との麺
住所 埼玉県川口市前川3-12-1 ピュア前川 1F
営業時間 日曜日 10:00〜15:00 / 第二、第四、第五月曜日(裏僕麺)12:00〜14:45、18:00〜21:45 / 火〜土曜日 11:00〜14:45 18:00〜21:45
定休日 第一、第三月曜日・28日

Report:伊達彩香
Photo:RocketNews24.

▼「マヨ郎」が売り切れていた日は「サビ郎」をいただきました。こちらもワサビが爽やかに効いていて美味しかった……!!!

日本、〒333-0842 埼玉県川口市前川3丁目12−1 ピュア前川 1F