人気丼チェーン「伝説のすた丼屋」が先日、新型コロナウイルスに対抗するための新商品を緊急発売した。免疫力と体力の増強を目的に開発された、その名も『超ニンニクすた丼』。通常の5倍以上ものニンニクを使用したという対コロナ決戦兵器である。

その破壊力ときたら凄まじく、私(あひるねこ)なんて食べたのは昨日なのに、いまだニンニク臭い状態だ。こりゃあしばらくニンニク料理は食べない方がいいかもなぁ……と思っていたら、本日2020年3月10日、今度は松屋が『ガリたま牛めし』なるニンニク丼を新発売してしまったぞ。いやお前もかよ!

・松屋もニンニク化

偶然か? それとも必然か? 謎のニンニク被りに困惑しつつ、2年ぶりの復活となる『ガリたま牛めし(税込490円)』を食べるために近所の松屋へと向かった私。これぞ迎え酒ならぬ、迎えニンニクである。

実は前回食べていないので、『ガリたま牛めし』を見るのはこれが初めてだ。松屋によれば、牛めしにザーサイ、生玉子、そしてニンニクを加えたものらしいのだが……ルックスはというと、ぶっちゃけ普通である。まあ『超ニンニクすた丼』の後では無理もないか。

・油断は禁物

だがしかし、大人しい顔をして内に熱い情熱を秘めているのが『ガリたま牛めし』だ。一口食べると、思った以上に強烈なニンニクの香りがいっぱいに広がって驚く。コイツ、一体どこに潜んでやがった……? 油断させておいて背中からグサリ。アサシンのようなニンニクである。

ただ、『超ニンニクすた丼』と比べると常識的なニンニク度というか、どこか優等生感があるのが松屋らしいっちゃ松屋らしいところ。ちびまる子で例えるなら長山くんあたりだろう。すた丼屋? あいつは山田だ。「アハハ、ニンニクいっぱい入れるじょ~」みたいな感じだろ、きっと。

そういう意味でも、すた丼屋よりは難易度の低いニンニク丼と言えるのではないか。ザーサイのコリコリした歯ごたえと柔らかな牛肉による食感のコントラストも楽しく、さすが松屋と言うべき安心安定のクオリティーだったぞ。ワンコイン以内というのも地味にポイント高し。

・ニンニクの時代

コロナウイルスの影響でテレワークになっている人も多いんじゃないかと思うが、逆にこう考えるんだ。今こそニンニクであると。いくら臭かろうが、どうせ誰にも会わないんだから問題ナッシング。この機会に思う存分ニンニクを摂取すべし! もしかすると日本を救うのはニンニク……なのかもしれない。

参考リンク:松屋
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.