「ワンカップ酒」というとテレビなどのせいか、おじさんの飲み物というイメージがある。実際にワンカップ酒を飲んでいる人は一度だけ通学電車内で見たことがあるが、やはりおじさんだった。少し渋く見えて若干の憧れを抱いたのを覚えている。

しかし、そんなワンカップ酒まで「タピオカ」に侵食されていた。なんとタピオカミルクティーのワンカップ酒なるものが、大手酒蔵メーカー菊水から販売されていたのだ。さっそく飲んでみると、「アレ」の大切さに気付かされたのでご紹介したい。

・「映え」ワンカップ?

「タピオカミルクティーのお酒」は牛乳瓶のようなカップに入った可愛らしい見た目をしているが、その名の通りれっきとしたお酒だ。ラベルだけでなく蓋にもしっかり「これはお酒です。」と書かれている。

ワンカップ形式のリキュールとなっているが、アルコール度数は5度以上6度未満とそこまで高くない。これならお酒初心者かつほぼ下戸な筆者でも飲めるかも!

香りはミルクティーだが、一口飲んでみると……まごうことなくお酒。口に含むとなぜか、ほんのりとラムレーズンに似た味がする。しかし後味は日本酒のよう。なんとも不思議な飲み心地だ。夜の公園で一人「ワンカップ酒」を飲む私、今凄く渋いのでは。

しかも、ワンカップ酒ながら「タピオカミルクティー」要素もあるとなると、「映え」要素もあるのでは。「映え」素人ながら、夜景とともに撮影してみると……おおっ、これは「映え」てる気がする! 渋さと映えの両立。

しかし、ご機嫌に飲み進めていて「ある事」に気づく。そうだ、タピオカを食べていない。夜景を楽しみながらゴクゴクと飲んでいて残りわずかながら、ここまで1粒もタピオカが口に入ってきていなかったのだ。

そのとき筆者は思い出した。いつもタピオカドリンクを飲むときはストローがついてきたことを……「タピオカミルクティーのお酒」にはストローが付いていなかったことを……

残り二口でコンニャクのようなプルプル食感のタピオカを頬張りながら、タピオカドリンクに対するストローの偉大さを改めて思い知った。

・カフェオレ版も

筆者は「タピオカミルクティーのお酒」をドンキにて298円(税抜)で購入したが、ネット上でも購入することが出来るようだ。

どうやら「タピオカミルクティーのお酒」の他、同じシリーズとしてタピオカ入りのいちごオレやカフェオレのお酒も菊水から販売されているようなので、「映え」るワンカップ酒を飲んでみたい方は是非。

参照元:菊水酒造公式HP
Report:伊達彩香
Photo:RocketNews24.
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▼ワンカップ酒を飲んでいると思われなさそう。