食べる前からヤベェと思うことはたまにあるが、今回ご紹介する商品も漏れなくそんな一例であろう。何しろ、焼きそばとピザを組み合わせた炭水化物のオバケ。しかも、「ペヤングやきそば」とのコラボとなれば、悪魔的な食事と言っていいからだ。すでに好奇心から食べた人もいるのでは?

発売からしばし、私もギルティ全開のネーミングが気になって仕方ないから手合わせ願うことにした。以前のコラボ商品「ペヤングそばめし」は発売からなかなか手に入らなかったため、今回も品切れがあるかも……なんて思っていたが……

・在庫を心配するも……

余裕であった(^p^)


ペヤングといえど、さすがにピザとなると一歩踏みとどまる人もいるのだろうか。なお、価格は税込213円(スーパーで購入)。前置きはこれくらいにして、さっそく怖いもの見たさのレポートといこう。

・ペヤングやきそばピザを食べてみた

作り方は冷凍食品らしく超カンタン。外袋からトレイに乗ったピザを取り出し、フィルムをはがす。

そしてそれをそのままレンジで指定された時間チンするだけでOKだ。いでよ、炭水化物のオバケ!


完成したピザは焼きそばが乗っていて何とも言えないような姿ではあるが、そこはペヤングとマルハニチロ。いい前例しか知らないことだし、ちゃっかり美味しいものを作り出していると期待しよう。

ちなみに同商品は容器を半分に折って「焼きそばパン」みたいな食べ方もできる。4等分に切るならば、一口サイズの手頃なピザといった大きさだろうか。で、食べてみたところ……こ、これは!

脳が溶け出すようなウマさ……ではないが、可もなく不可もなし。個人的にはピザとペヤングの相性は悪くないと感じたものの、神様の食事とさえ思った「そばめし」とのコラボに比べるとどうしても劣ってしまうというのが率直な感想である。

また、今回のピザ生地はそこはかとなく冷凍食品っぽさを感じるのがマイナス点。出来立てが一番美味しいピザで冷食らしさを出さないのは難しいことだが、200円ちょいの価格で壁を壊す姿を見たかったような気もする。ということで及第点の評価だ。

・周囲の反応

しかしながら、1人の判断で決めてしまうのもよくないのでペヤンガーを多く抱える編集部メンバーにも食べてもらった。もちろんいろんな声が出たが、ほぼ全員が口を揃えたのが……

焼きそばパンっぽい


これである。もともと「焼きそばパン風に食べられる」とパッケージに書いてあるが、まさか味そのものも焼きそばパンになっているとは思っていなかった。ついで多かったのが「ソースがピザっぽさを消し気味になる」という声。味に関しては「マズくはないけど美味しくもない」との感想がほとんどであった。

ちなみに相性が悪かったのは2名。もともと焼きそばパンが好きでない中澤、そして女性の亀沢は濃い味が苦手とのことで合わなかった。ともあれ、ペヤングやきそばピザは「ほぼ焼きそばパン」。そう思って間違いないだろう。たぶん。

参考リンク:マルハニチロ「ペヤングやきそばピザ」
Report:レンチン原田
Photo:RocketNews24.