「紅茶入ったよ~」と言いながら母親が差し出すカップの中身は8割が、リプトンの “ティーバッグ” 入りではないか。お湯を注ぐだけで、手軽に紅茶を楽しむことができるティーバッグ。中でもリプトンのソレは、スーパーやコンビニでも手軽に購入できるため、忙しい母親も重宝するアイテムだ(多分)。

あの黄色のパッケージが特徴だが、自宅の台所にちょこんと置いてあるのを見ると、なんとなく安心したものである。ところでそのリプトン、実店舗が存在することをご存知だろうか? 実際に行ってみたところ、紅茶だけでなく幅広いメニューを楽しむことができたのでレポートしよう。

・京都にオープンして90年

どうやらリプトンは京都とゆかりが深いらしい。リプトンの公式サイトでは、三条の “本店” 、京都駅の “ポルタ店” 、四条寺町の “ティーハウス店” と、京都市内の3店舗が紹介されている。ちなみに今から90年前の1930年、「リプトン本社直轄 喫茶部 極東支店」としてオープンしたのが京都・三条にある店舗だそうだ。

せっかくなので、記者は三条本店にお邪魔した。実は学生時代に何度も店の前を通っていたのだが、まさかあのリプトンの店であるとは意識していなかった。ティーバッグの印象とはひと味違う、シュッとした高級感のある店構えである。


・ランチメニューもあった

広い店内は常連さんらしき人や学生、海外からのお客さんでいっぱいだ。京都特有の新旧が混在した、不思議な空気が漂っている。席に通され、メニューを開くとビックリ。紅茶だけじゃない!! 

コーヒーなどのドリンクのほか、ランチメニューまであるではないか。店員さんに進められるがまま “海老フライとハンバーグランチ(税込1500円)” を注文。紅茶またはコーヒーが付くとのことなので、紅茶をセレクトだ。

しばらくして運ばれてきたランチは、お子さまランチのようなワクワクするビジュアル。ほど良い大きさのハンバーグは肉の旨味がたっぷりだ。海老フライも、衣がパリッとしていてウマい。なにより、モリっと盛られたサラダが嬉しい。

そしてなにより、紅茶が美味しい~!!!! ランチについている紅茶だけでなく、次の機会にはメニューにあるほかの紅茶も飲んでみたい。ティーバッグのイメージが強すぎたが、やはり紅茶専門店である。ちょっと滞在しただけだったが、京都で90年近く愛され続けている理由が感じられる店だった。

どこにでもありそうで、実はそれほど多くないリプトンの実店舗。ティーバッグを愛用する、母親と一緒に行くのもアリだ。ちなみに店舗ごとに少しづつメニューが異なるようだぞ。

・今回ご紹介した店舗の詳細データ

店名 サー・トーマス・リプトン 三条本店
住所 京都市中京区寺町通三条東入石橋町16
時間 10:00〜21:30(L/O21:00)、金・土10:00〜22:00(L/O21:30)

参考リンク:ティーハウス リプトン
Report:K.Masami
Photo:Rocketnews24.

▼こちらがリプトンの三条本店

▼紅茶以外のメニューも豊富だ

▼ランチも美味しいぞ

▼紅茶も数種類ある

▼リプトンって幅広いな……

日本、〒604-8036 京都府京都市中京区石橋町16