2019年末以降、いきなり! ステーキの挑戦が止まらない。年末に突然社長メッセージを貼り紙し出したと思ったら、食べ放題をスタートしたり、監修したハンバーグパンの販売を開始したりと、毎週のように何かしらの動きを見せている。

そんななか2020年2月8~10日の3日間限定で、いきなり監修のハンバーグ弁当が全国のイトーヨーカドー(北海道・プライス店舗を除く)で販売されている。買いにいってみると、たまたま隣に洋食の名店「たいめいけん」のハンバーグ弁当があったので、この2つを食べ比べてみることにした。

・たいめいけんの方が安い

商品の正式名称は「いきなり! ステーキ監修 ワイルドハンバーグ弁当」。最寄りの店舗に行ってみると、弁当・惣菜コーナーの一角に、ワゴン1台分の売り場を設けていた。「広告の品」とあったので、今朝の朝刊広告で紹介されていたのかもしれない。



ふと隣の方を見ると、茂出木シェフでお馴染みの日本橋たいめいけん監修のチーズハンバーグ弁当が販売しているじゃないか。これは何か意図して陳列されているのか? それとも同じハンバーグだから並んでいたのか。たまたまそうなったんだろうが、これは比較してみるしかない。ちなみに販売価格はいきなりの方が税別550円。たいめいけんは税別498円となっている。


・たいめいけんの方が品数が多い

2つの弁当を購入し持ち帰って並べてみると、価格の安いたいめいけんの方が、品数が多く見えるのは気のせいか?


フタを開けてみたら気のせいじゃなかった。いきなりはあくまでもハンバーグメインであるのに対して、たいめいけんにはクリームコロッケにポテトサラダまで付いている。いきなりはそれだけハンバーグに力を入れたってことか?


それぞれ良く見てみよう。いきなりはハンバーグがドン! とご飯の上にのっている。ソースはお店でお馴染み、いきなりステーキソースのにんにくの香りがする。


一方のたいめいけんは、デミグラスソースの甘い香りが漂っている。


・ステーキが弾をよぎる

ハンバーグそのものを比べると、いきなりは大判のワイルドハンバーグ。たいめいけんは、俵型の洋食屋らしいハンバーグの形をしている。


半割りして断面を見る。いきなりは推定の厚さが1.5センチ。たいめいけんは2.5センチ程度。いきなりはタネを薄く伸ばして成形したのではないだろうか。面積はあるが、厚みがイマイチと言わざるを得ない。


実際に食べてみたところ、私の好みはたいめいけんだ。深みのあるデミグラスソースとチーズ、そして肉の旨味のバランスが良い。ハンバーグにクリームコロッケまでついて “ほぼワンコイン” はかなりコスパが高いと言えるだろう。

いきなりも美味しいには美味しいのだが、ソースがどうしてもステーキを想起させてしまう。あのソースはステーキとの相性が良く、ハンバーグではちょっと物足りない気持ちになってしまった。いずれにしても今日までの期間限定販売なので、食べてみたい人は今日中に買い求めて欲しい。

参照元:PR TIMES
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24