コストコと言えば大容量のデカ盛り食品が注目されがちだが、他では見られない輸入品が買えるのもひとつの魅力だろう。米国、欧州、韓国に台湾、もうどこでもござれだ。

さて先日、コストコのお菓子売り場を散策していると、明らかに海外の香りがする商品を発見! もっと絞れば「アジアンテイスト」。そう、台湾の国民的メーカーの商品が並んでいたのだ! これは幸せの予感しかない!

・台湾老舗菓子メーカーのお菓子

商品名は『チョコロール』。クッキー生地をチョコレートでコーティングしたお菓子だ。ロゴといい、箱の色合いといい、欧米系の輸入食品とは一線を画しており、台湾感丸出しだ。

それもそのはず、こちらは台湾の『義美食品(イーメイ)』の商品。1934年創業の国民的メーカーである同社は、台湾で知らない人を探す方が難しいほど愛されている。また、イーメイのお菓子は美味しくリーズナブルなため台湾土産としても人気が高い。

・結構大きい!

さて、コストコで買ったイーメイの『チョコロール』は「ストロベリー」「緑茶」「スイートポテト」「プリン」の4つのフレーバーが各6本ずつ、計24本入って848円だ。

箱の写真からフィンガーチョコを想像していたが、あけてみると結構大きい! たとえるなら葉巻くらいのサイズである。

・日本ではお目にかかれない味 / 推しフレーバーはこれ!

『チョコロール』は外側から、チョコ、ハードめなクッキー生地、そして中心部にそれぞれのフレーバーが詰まっている。

このフレーバー部分が独特! 何だろう。たとえるなら粉状に砕いたクッキーなのだが、全くパサつかない。少しばかり水分を含んでいて、サクサクしながらもホロ〜リしっとり。こんな驚きの食感、なかなかお目にかかれない! これはクセになる〜!

味自体も台湾っぽさ全開だ。日本でスイートポテトというと黄色いサツマイモが主流だが、『チョコロール』ではなんと紫色。これは台湾スイーツに欠かせないタロイモだ。

また緑茶というのも台湾らしい。抹茶ではなく緑茶なのだ。抹茶を想像して食べると「薄い」と感じるが、このスッキリ感は紛れなく日本でもよく飲まれる緑茶味である。

「台湾だなぁ(恍惚)」と感じるのは上記の2種類だ。ほかプリンやストロベリーは皆さんが想像するような定番の味だ。特にストロベリーはツブツブ感&酸味があるという高級仕様。私個人としてはストロベリー推しである。

・看板商品「チョコパフ」も熱望!

イーメイの公式Facebookによると、『チョコロール』のコストコジャパン初上陸は2017年であるという。しかし、この2020年になりバレンタインを目前にグイっと推し出されているもようだ。

2017年と言えばイーメイの看板商品であるシュー皮にチョコレートが入った『チョコレート&ミルクパフ』が日本のコストコに進出したと台湾で話題になっていた。ただ、カスタマーセンターに問い合わせたところ、パフは現在、在庫がないという。

むむむ! 最近、コストコで台湾食品も増えてきたことだし、チョコパフの方も復活を熱望したい。

参考リンク:義美食品Facebook
Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.

▼台湾でも人気のイーメイ『チョコロール』

▼程よい大きさなのでバレンタインに配るのにちょうどいいかも

▼アルファベット表記が「I−MEI」なので「アイメイ」と間違われがちだが、「イーメイ」だよ。

▼ね、イーメイでしょ?

▼……ってコストコのレシートは「アイメイ」になってる! イーメイだってば(笑)