ダイソーのBluetooth(ブルートゥース)スピーカーといえば、防滴加工が施された「ワイヤレスBluetoothスピーカー」が思い浮かぶ。後継機種「2」も発売されたが、思いのほかポンコツだったのも良い思い出だ。

そんななか、防滴ではない、ポータブルタイプのブルートゥーススピーカーが発売されていたので情報共有しておきたい。予想してたよりも良かったぞ!

まず価格は500円。防滴仕様のモノより100円安いが、サイズは2倍強あるくらいのデカさを誇っている。


正確なサイズは、ヨコ12cmの、タテが7.9cm、そして奥行きが3.9cmだ。


より正確なスペックは説明書を参照してもらうとして……


3.5時間の充電で2.5時間は動くという。何にも接続しないでそれだけ動けば十分だ。


本体上部には再生や音量、音源入力先の切り替えボタンがあって……


裏面には、電源スイッチ、充電用USBスロット、メディア用USBスロットにメディア用マイクロSDカードスロットがある。


んで、こちらのスピーカー、音源は3パターンに対応している。まずは商品名にもなっているBluetooth(ブルートゥース)接続から試してみたが……

特になんのトラブルもなく、電源オンしたらスマホに機器名が表示され、あっという間にペアリングできた。


そして、いざ再生してみると……


おお……! ちょっとこれは予想外。ぶっちゃけ、もっとスカスカのヘボい音が出ると思っていたのだが、わりかし良い音が出ているなという印象を受けた。

音は高めで、スカーンと抜けるような感じ。重低音的なサウンドではないが、逆にそれが聴きやすい。音楽も良いけど、声……そう、ラジオなんか聴きやすいのではないだろうか? そんな音質のスピーカーである。

あとは、思ったよりも音がデカく放てることも好印象。ためしに最大の音量にしたところ、隣の部屋から「うるせー!」と壁ドンされるくらいの音量にはなった。屋外で使ったとしても耳に入るであろう音量だ。


スピーカーの話はそれくらいにして、のこり2つの音源を試してみよう。まずは、USBメモリから。

USBメモリの中にMP3形式の音楽ファイルを詰め込んで、本体のスロットにブスッとさしたら……


USBメモリが認識されたという旨の英語が流れて、その直後から音楽が自動的に再生されるという仕組みである。


続いての「マイクロSDカード再生」も、まったく同じ。カード内にMP3データをしこたま詰めて、カードを入れたら……

ズンズン♪ と自動再生されるって感じ。また、なぜかUSBメモリよりも、マイクロSDのほうが反応が早かったことも付記しておきたい。転送速度の関係かなぁ……。


ともあれ、アンカーや、JBLなど、さまざまな有名メーカーのBluetoothスピーカーを使ってきた私だが、アリかナシかで言えば「この値段なら、まあアリかな」といったところ。なにせ500円。Bluetoothスピーカーの入門用として買ってみるのも良いだろう。「失敗した〜!」とは、ならないはず。

Report:100均評論家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24