皆さま、あけましておめでとうございます。今年も一年どうかよろしくお願いいたします。さて! 2020年が始まったばかりではあるが、大事なことを忘れていたので話を2019年に戻したい。とんかつチェーン「かつや」が生み出した数々のカオスについてだ。

謎極まりない期間限定メニューを定期的に発売するというイメージが、もはや世間に定着してしまった感のある「かつや」。特に去年は過去最強の仕上がりだったと言っても過言ではないだろう。そこで今回、「かつや」の意味不明だった珍メニューを全力で振り返ってることにした。さっそく行くぜ!

・その1:カレーうどんカツ丼

何やら最初からクライマックス状態になってしまったが、今考えてもまったく意味が分からないのがこの『カレーうどんカツ丼』だ。そもそも、なぜカツ丼にうどんを載せようと思ったのか? まさかすぎるサプライズ選出に、うどん側もきっと「え、俺!?」と戸惑ったに違いない。

そういえば先日、TBS系列『坂上&指原のつぶれない店』に「かつや」が取り上げられていたのだが、新商品開発の場において性懲りもなくうどんを使ったメニューが提案されていた。この件について私から言えることは一つである。学べ……!


・その2:牛丼カツ丼

このメニューに関しては、頭がおかしいというより頭が悪いと表現した方が正しいかもしれない。『牛丼カツ丼』というネーミングの時点で相当な頭の悪さだが、実物が牛丼とカツ丼をただカレー皿に盛ったものだと知った時は一周回ってガッツポーズが飛び出したものだ。最高。「かつや」最高。

人気の二大丼による予期せぬケミストリー(化学反応)が起きるかと思いきや、牛丼とカツ丼を交互に食っているだけなので 1+1=2 でしかなかったという点もアホすぎて最高である。研ぎ澄まされたセンスの塊のようなバカオブザイヤー。


・その3:ラーメンコロッケ

ついにとんでもねぇところに手を出してきやがったな……というのが最初の印象だ。ラーメンを揚げてコロッケにするなんて、そんなの最終手段ではないか。ファウルを取られるか取られないかのギリギリを狙った結果、やっぱりファウルだったけど審判ブン殴って強引にゴールしたみたいな謎メニューである。

ただ、意外や意外。食べてみると割と真っ当な味であったのは記事の通りだ。「そこは置きにくるんかい」という気もしなくはないが、そういったバランス感覚こそ「かつや」の隠れた強みなのかもしれない。まあ、ちょっとどうかしているのは間違いないが。


──以上、独断と偏見による厳選3商品をお送りした。いかがだろうか? たった3つなのにどっと疲れてしまったのは私だけだろうか? それにしても、全員もれなく頭おかしいってどういうことなんだよ! こっちの身がもたねーぞ!!

・今年も期待

とは言え、そんな「かつや」の荒ぶりをファンが求めているのも確かだ。ぜひ今年もワケの分からない商品をたくさん発表して、我々 “かつや者” をアッと驚かせてほしいものである。どうぞ今年もよろしくお願いいたします。

ちなみに、1月6日より発売される新商品の名は『味噌チキンカツ丼』とのこと。普通かよ!

執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

▼個人的2019年の大事件。かつや公式にフォローされる。