新年の運試しと言えばおみくじ、そしてもう1つ忘れてはならないのが福袋だろう。だが筆者(西本)は30年間生きてきて福袋を買ったことがない。図抜けたネガティブ思考の持ち主ゆえに、もしハズレを引いた場合、年間を通じて滅入る可能性があったからである。

しかしロケットニュースでも福袋特集が始まっていることだし、この波に乗ってそろそろ福袋デビューする時が来たのではないか。そんな思いを胸に、今回人並み以上に緊張しながら購入したのがTSUTAYAのPS4ソフト福袋である。以下で内容をご紹介していこう。

・「保証枠」有りのPS4福袋

学生時代、英語の授業の自己紹介の時にひたすら「アイライクビデオゲーム」と語っていた男がこのたび訪れた店舗は、TSUTAYA渋谷店。福袋の仕様はPS4用の中古ソフトが3本入って4980円というものだ。

特徴的なのは「ある5タイトルのソフト群」のうち1本が必ず入っている点である。完全なブラックボックスではなく、福袋内の3本中1本は保証付きというわけだ。そしてその5タイトルというのが──


・SEKIRO
・デビルメイクライ5
・ドラゴンクエストビルダーズ2
・スーパーロボット大戦T
・進撃の巨人2 -Final Battle-


以上である。目玉と言えるのは『SEKIRO』だろう。ゲーム業界の年次表彰式典として有名な “The Game Awards” において “Game of the Year 2019” を受賞しており、国内外を問わずアクションゲームとしての評価が高い。

参考までに記しておくと、2020年1月1日現在、Amazonマーケットプレイスでの中古最安値は5000円程度である。今後もそうそう下落はしないはずだ。つまりこれ1本入っているだけで元は取れるのである。個人的にも狙っていきたい。


・気になる中身は

前置きはこのくらいにして、いざ開封といこう。これも個人的な話だが、上記のうち『デビルメイクライ5』はすでに持っているので避けたいところ。私情をたぎらせつつ封を開けてみると、中から出てきたのは──

まず1本目は『スターオーシャン5』。有名RPGタイトルのシリーズ5作品目だ。持っていないし、RPGは好きなのでかなり嬉しい。

続いて2本目は『ガンダムバーサス』。言わずと知れたロボットアニメ『ガンダムシリーズ』の対戦アクションゲームのようだ。これも持っていないが、ガンダムには疎いので少し残念。


最後に3本目。『デビルメイクライ5』。


もう持っている。


悲しい。


・私情を抜けば十分アリ

そんなわけで、新年最初の運試しは「かなり嬉しい」から始まり「悲しい」結果に終わった。『SEKIRO』を引く確率は20%だったのだが、同じ20%でも5タイトルのうち唯一持っている『デビルメイクライ5』を引き当てるとは、己の不運が恨めしい。

しかし私情を抜きにすれば、同じくAmazonマーケットプレイスを参照したところ、引き当てた中古3作品の累計額は5000円を上回る。金額の面では元は取れているどころかお得な福袋だ

そのうえ封を開けるまでのワクワク感は、金額には換えられない価値のあるものと言えよう──などと自分に言い聞かせつつ、滅入らないように努めていきたい。何を福とするかは己次第。そんなことを教えてもらった気がする。

参照元:Amazon『SEKIRO』『スターオーシャン5』『ガンダムバーサス』『デビルメイクライ5』
Report:西本大紀
Photo:Rocketnews24.

▼3本のうち1本目『スターオーシャン5』

▼2本目『ガンダムバーサス』

▼3本目『デビルメイクライ5』。もう持ってるやつ