2019年12月5日、東京・渋谷に東急プラザ渋谷を含む商業施設『渋谷フクラス』がオープンした。40~60代をターゲットに「大人をたのしめる渋谷へ」をコンセプトに掲げた、東急グループの複合施設である。

大人でなければ、楽しめない施設なのか? というと決してそうではない。行ってみたいという人に、ぜひともオススメしたいのが、17階のルーフトップガーデン「SHIBU NIWA」である。とにかくここに行け! 17階へ行けッ!!

・スクランブルスクエアがデカすぎる

ルーフトップガーデン、つまりは屋上である。ここに上がるにはエレベーターを使わないといけない。オープン当日は17・18階行きのエレベーターは2階からしか乗ることができなかった。途中階からの乗降はできなかったので、エレベーターを利用する際は、念のためスタッフに確認すると良いだろう。


エレベーターを出るとすぐのところに、カフェ・バー「BAO by CÉ LA VI」がある。ここを利用しなくても、屋上に出ることができるので安心して頂きたい。


屋上に出て最初に目につくのが、渋谷スクランブルスクエアである。スクランブルスクエアはあまりにもデカい! デカすぎる!! こちらが地上19階、高さ約103メートルもあるというのに、向こうはそのさらにはるか上を行っている。


ちなみにスクランブルスクエアは地上47階、高さ約230メートル。フクラスの倍デカいじゃないか……。しかも展望台は有料で大人1800円(ウェブ予約)もするそうだ。展望台に昇った編集長GO羽鳥は「チケット代を払う価値はある」と証言している。もちろん、スクランブルスクエアの良さがあるのもわかるのだが……。


・無料で景色を堪能

何もそんな高いところまで昇らなくても、フクラスは無料で良い景色を堪能できる。眼下には渋谷駅前のスクランブル交差点が、ミニチュアのように見えている。



渋谷駅前のバスロータリーや東急東横店南館だって、おもちゃみたいだ。バスなんか消しゴムみたいに見えるよ。


遠くを見やれば、新宿御苑の向こうにドコモタワー(NTTドコモ代々木ビル)が。


そしてそのさらに向こうには、都庁をはじめとする新宿ビル群の姿が目に映る。


スクランブルスクエアは高くそびえ立っているが、真上には何もない。青い空と白い雲があるだけだ。



仕事や勉強。職場や学校で息苦しさを感じたら、ちょっと空を見に行ってみるといい。なんだか、心が癒される思いがする。フクラスの名前の由来は「(施設を)訪れるすべての人々の幸福を大きく膨らませていきたいという思いを込めました」とのことだ。屋上に出て少し深呼吸、胸を大きく膨らませれば、穏やかな気持ちも膨らむことだろう。たまにはいいんじゃないの? 仕事や学校怠けて、ここでボーっとしてたって。


・今回訪問した施設の情報

名称 渋谷フクラス(17階 ループトップガーデン「SHIBU NIWA」)
住所 東京都渋谷区道玄坂 1-2-3
営業時間 11:00~23:00(屋上最終入場22:30)
定休日 不定休

参照元:東急不動産ホールディングス(PDF
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

日本、〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目2