いまや日本にも完全に定着した感がある、マーベル映画の世界。今年2018年は「キャプテン・マーベル」「アベンジャーズ / エンドゲーム」「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」……と立て続けに3本のタイトルが公開された。

だがしかし、ご存じの通り「アベンジャーズ / エンドゲーム」にてMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の世界はとりあえずの一区切りがついたため、現在は小休止状態である。そんな中、久々のタイトルとなる『ブラック・ウィドウ』の日本公開が2020年5月1日と発表されたのでお伝えしよう。

・フェイズ4始動

2008年公開の「アイアンマン」を皮切りに、MUCの映画作品はこれまでの約11年間で23のタイトルが公開されている。簡単に説明すると、過去23タイトルは “インフィニティ・ストーン” に繋がる物語で、これらの総称は「インフィニティ・サーガ」と名付けらえた。

その「インフィニティ・サーガ」も細かく言うとフェイズ1からフェイズ3に分類されており、23作目の「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」をもってフェイズ3は終了している。そしてフェイズ4のトップバッターとなるのが『ブラック・ウィドウ』というワケだ。

・ナターシャの過去に迫るストーリー

さて、ブラック・ウィドウ(ナターシャ・ロマノフ)といえば、言わずと知れたアベンジャーズの主要キャラの1人である。今作でもブラック・ウィドウ役を演じるのは「スカーレット・ヨハンソン」で、本作は謎多き女スパイ、ブラック・ウィドウの過去に迫る内容となるようだ。

また、同時に公開されたポスターにはMCUには初登場となる「タスク・マスター」と「レッド・ガーディアン」の姿が確認できる。本作のメイン・ヴィラン(敵役)と見られる「タスク・マスター」は、コミックだと「見たもの全てを瞬時にコピーする能力」の持ち主で、ブラック・ウィドウとの壮絶なバトルが繰り広げられそうだ。

また「レッド・ガーディアン」は、“ソビエト版 キャプテン・アメリカ” とも言うべきキャラクターで、ソビエト出身のナターシャとは浅からぬ因縁がある。こちらもブラック・ウィドウの過去を明かすうえで、重要な鍵を握る存在となることだろう。

なお、本作『ブラック・ウィドウ』の後は「エターナルズ」「シャン・チー」「ドクター・ストレンジ2」「マイティ・ソー4」……などが公開される見込みだ。小休止中でマーベルロスに陥っているファンたちも、どうか気長にお待ちいただきたい。

執筆:P.K.サンジュン
Photo:(c)2019 MARVEL , ©2019 CTMG. © & ™ 2019 MARVEL.

▼2019年7月の時点で、今後のタイトルが明かされている。