季節の変わり目は風邪の予防や対策を万全に。そう言われずとも分かっちゃいるのだが、風邪って引くときは引くものだ。現に街を見渡せばマスク姿の人がチラホラ。これから冬になると、その数はさらに増えていくだろう。

そしてマスクといえば、どうしても悩みのタネとなるのが耳が痛くなること。街で見かける「耳が痛くなりにくい」なんて商品を試してみるも、結局は痛くなってしまう。あ〜ぁ、やはりマスクと耳の痛みは切っても切れないのかなぁ……そう諦めていたところ、なんと……!

ネットでアレコレ探していたら「マスクをしても耳がまったく痛くない商品」を発見した。どうして痛くないかというと、同商品は耳にゴム紐をかけず装着するものらしい。痛くならないのも納得というか、耳に一切触れていないから当たり前である。

その名も、みみらっく


みみらっくは奈良県のノースヴィレッジという会社が開発している。耳に引っかけなければ痛くない理屈は分かったが、問題は装着したときのフィット感だろう。サイズが合わない、ピタッと口を覆ってくれないとか装着前から不安は尽きない。だが、一筋の光が差し込んできたからこそ筆をとっている

・使用感について

箱から取り出すとマスク5枚が入っていた。1枚1枚が袋に入っていて丁寧さは伝わってくるが、パッと見はそこらへんで売っているものと変わらないような気もする。ただ……

よ〜く見てみると、マスクの紐(片側)に何やら小さいリングがいくつかついていることに気づく。そしてどうやらコレが使い心地を良くする秘訣らしい。それでは、説明書に従ってマスクをしてみよう。手順は超簡単!


半分に折る → 左手に色付きリングがくるようマスクを持つ → 口元に当てる → 左ヒモを右の輪っかに通す → 色付きリングを引っかける


……と、文章で見ると面倒に思えるかもだが、ハチマキを巻くくらいの簡単さなので誰でもすぐできるだろう。んで、マスクの良さを引き出しているのが両サイドのゴム紐についている白いリング。

これをちょいちょいっと押し引きするだけで、簡単にサイズを調整することができる。あとは自分のフィットする場所を探っていけば、それだけでもうマスクをしている状態となる仕組みだ。装着した感想は耳にかけるタイプをまったく同じ。耳にゴム紐をかけてないマスクだったっけと思うくらいフィットする。それなのに……!



どこから見ても〜


見た目は普通そのもの! 強いて言うなら、調整で余ったゴム紐がテローンと少し出るくらいか。

あとは後ろこそ繋がっているが、気にするほどのことでもない。これで「えっ、あの人……首の後ろにゴム紐が……」なんて目で見られることはないだろう。

当然、前から見ても「普通にマスクをしている人」。ちなみにヒモは後頭部の下だけでなく上でも止められる。個人的には下で違和感ゼロだったが、気になるなら調整することもできる。そうそう、シリコン素材を使っているから肌にも優しいんだとか。ズボラな記者はまったく気づかなかったけど。

何はともあれ、スゴい快適。こんなマスクがあったのかと感動した。もう耳の痛さに絶望する必要なんてない!

・値段がネック

……と思ったのだが、1つだけ改善されたら嬉しいなぁという点がある。いい商品だけあって、お値段がちと高いのだ。公式サイトだと税込499円(2019年11月1日現在、送料無料のキャンペーン中)で、1枚あたりおよそ100円。これなら耳が少し痛くなっても安い方がいいという人もいるだろう。

ちなみに記者はAmazonで490円の値段でポチって、配送料・手数料が524円だった。勢い余ってポチッてしまった自分の責任だが、1枚あたり200円……何だかなぁ。通販するなら公式サイトの方がお得だと思われるので参考までに。

参考リンク:株式会社ノースヴィレッジ
Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.

▼同封されていた紙には代表取締役の北村さんの直筆メッセージが!

▼試供品。ワーイ! ラッキー( ^ω^ )

▼みみらっくの付け方動画もあったぞ

▼画像で見たいって方はこちら