来たる2019年10月1日、とうとう消費税が10%にアップしてしまう。まさか知らない人はいないと思うが、庶民にとってこれはあまりにも大きな負担である。ていうか入ってくる金額はほぼ変わらないのに、なんで出ていく金額だけガッツリ増えるんだよ。どういうことなんだよ。

増税に伴い値上げを発表する企業も増えており、世間には暗~い空気が漂っている状態だ。しかし、そんな絶望的な状況の中、まさかの神対応を発表した飲食チェーンが現れた。サイゼリヤである。そう、俺たちのサイゼが、逆にこちらが心配になるようなことを言い出したのだ! 刮目!!

・サイゼの対応について

サイゼリヤは先日、消費税率引き上げおよび軽減税率制度への対応を正式に発表した。やはり料金の変更は避けられないのだろう。サイゼ曰く「お客様にとって分かりやすい価格表示」にしたとのことだが、一体どれだけ値上げするというのか……?

それでは、サイゼの大定番メニュー『ミラノ風ドリア』を例に見てみるとしよう。増税前は税込299円だったドリアの値段が、10月1日以降はなんと……! なんと……!!


税込299円になりますッッ。

・まさかの変化なし

マジかよ変わってねェェェェェェエエエエ! 増税関係ねェェェェェェエエエエ!! 驚くことにサイゼは、すべてのメニューを現行の税込価格に据え置きすると発表したのだ(ボトルワインなどを除く)。そう、それすなわち2%の値下げを意味する。パねぇ……! サイゼ先輩、マジパねぇっす!!

・同じ金額で

今回の増税では軽減税率制度により、「店内飲食」の場合と「持ち帰り」の場合とで税率が異なるわけだが、サイゼはお客が混乱しないようにその二つを同一料金にして提供するようだ。先ほどのドリアで説明すると、つまりこういうことである。


店内飲食:税抜272円 + 消費税10%
持ち帰り:税抜277円 + 消費税8%


よって、どちらの場合も税込299円になる……と。いかがだろうか? 消費者側からすると、これ以上望めないほどの神対応ではないだろうか? ちょっとサイゼのことが心配になってしまうレベルだ。頭が下がる。

・10月1日改定

ただし、この実質の値下げにより内容量等に変更があるかは現時点では不明だ。もしかするとドリアの量が若干減ったりすることもあるのかもしれないが、それは10月1日以降に改めて確認したい。ともあれ、今はサイゼの英断に感謝しようではないか。

参照元:サイゼリヤ(PDF)
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.