暑い! 暑すぎる!! もはや何もする気が起きないほど暑い。せめて、この暑さを何かに生かせないか? そう思った私(佐藤)は、ある素晴らしいアイディアを思いついた。キャンパーにとってはお馴染みの太陽光調理、「ソーラークッカー」に挑めるのではないか? と考えたのだ。

ということで、さっそくカップラーメンに水を入れて、アルミホイルを巻いて日向に放置。これでアツアツのラーメンができるはず!?

・太陽光でカップラーメンをアツアツに!

最近、赤外線放射温度計を手に入れた私は、温度を手軽に測れることが楽しくて、手当たり次第に計測を行っている。計測を続けているなかで、ここ数日の猛暑でアスファルトが焼け付くほど熱くなることに気がついた。日当たりの良い場所の真昼の温度はなんと66.2度!


この熱は有用なエネルギーだ。生かさない手はない! そう思い、カップラーメンとアルミホイル、それに水を用意して、当編集部の建物の敷地内にある駐車場の端で実験を開始することにした。


アルミホイルを敷いた上にフタを開けたカップラーメンを置く。それに常温の水を注ぎ入れる。


ただ外に出て、カップラーメンに水を注いでいるだけだというのに、身体中から汗が噴き出してくるように感じる。これはアツアツのラーメンに仕上がるに違いない。額に汗をにじませながら、私はそう確信していた。


次に、水を入れたカップをホイルでぐるぐる巻きにする。この時、水をこぼさないように気を付けよう。


この段階で表面温度を計測すると46度。これはなかなか期待できる! あとは直射日光を浴びせることで、温度はグイグイ上がっていくことだろう。


1時間あれば十分だろ。あとは放置~!!


アツアツになれよ~!



30分経過。もしかして、アツアツになりすぎてカップが燃えたりしていないか気になったので、確認のために様子を見に来てみると……日陰になっている。日陰涼しい~♪ って言ってる場合か!!


即座に温度を計測すると、35度! マジかよ、10度も下がってしまってるやんけ!! アツアツからは程遠い、程遠いにもほどがある!!


余裕で手で触れられる! しかもちょっとヒンヤリしてもうてるやん!!


何とかしなきゃ! ということで、急きょ場所移動。日向に駐車しているGO羽鳥のバイクの足元に置くことにした。羽鳥のバイクの座席の温度は、この時に70度を記録していたので、かなり期待できる!


そしてさらに30分後……。



どうだ? アツアツなのか?


フタを開けて表面温度を測るとわずか43度! ひく~い!!


でも、まあせっかくなので、頂きますか!


ぬるいけどシーフードヌードル、マジでうめえな。


カップヌードルはアツアツがウマいと思ってたけど、ぬるくてもイケるやん。すげえ発見しちまったよ、モグモグ……


おわり


Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24