いま日本は空前のタピオカブーム! この夏、本場台湾にタピりに行こうと計画されている方も多いのではないだろうか。5~6時間並ぶくらいなら、私台湾に行っちゃうわ。

そんなあなたに朗報だ! この度、台湾でタピオカ総選挙が行われ、その結果が公表されたのだ。本場ではどのタピオカドリンクが支持されているのだろう? 日本上陸している店はあるのだろうか。

タピオカ総選挙が行われたのは、「台中タピオカミルクティー・フェスティバル」でのことだ。現在、タピオカ市場が世界中で広がっているなか、発祥の地のひとつとして名乗りをあげている台中市がイベントを開催したのである。

総選挙には、47ブランド398店がエントリー。2019年7月10~28日の投票数12万票超えのなかから選ばれたタピオカ店&ドリンクはこれだ!


【最も人気のタピオカ】


店名『HWC – ROASTERS(黑沃咖啡)』
商品名「黒糖タピオカラテ(黑糖黑玉拿鐵)」

総合1位となったのはミルクティー……ではなくコーヒー! こちらの商品はヘーゼルナッツとチョコレートのような香りとコクがある豆を使ったコーヒーと、黒糖の甘味、そして特殊な手法で戻したモッチモチのタピオカが特徴だという。新しい味わいがタピオカドリンクの可能性の高さを物語っていると評価も高い。


【最も美しいタピオカ】


店名『Justen Tea(拾覺細做輕飲)』
商品名「花生沐芋乳(ピーナッツパールミルクティー)」

最も “映える” タピオカに選ばれた「ピーナッツパールミルクティー」。ピンク色のような紫色のような “ゆめかわカラー” は、ペースト状にしたタロイモと牛乳をミックスさせた「沐芋乳」。上にはホワイトタピオカがキラキラと輝き、見てるだけでインスタにあげたくなっちゃうだろう! 公式Facebookによると、台中の美村南店限定とのことなのでご注意を!


【最もモチモチなタピオカ】


店名『一芳水果茶』
商品名「黑糖粉圓鲜奶(黒糖タピオカラテ)」

店名を見て「あ!」と思った方も多いはず。そう、日本でも人気の『一芳(イーファン)』だ。看板メニューはフルーツティーではあるが、タピオカのウマさが群を抜いていることでも知られている。そのモチモチ具合を知りたい人は今すぐお店に行ってみよう。


【最も口当たりなめらかなタピオカドリンク】


店名『TP TEA(茶湯會)』
商品名「タピオカ鉄観音ラテ(觀音珍珠奶茶)」

これは最も口当たりの良いミルクティーを使ったお店&商品に贈られる賞なのだが、『TP TEA』が選ばれたと聞いてピンと来た人は台湾通、もしくはタピオカ通であろう。

こちらはタピオカドリンクの老舗・春水堂がプロデュースしたお店。春水堂は、そもそもがお茶の専門店なので、この賞に輝くのは何ら不思議なことではない。


【最もコスパいいタピオカ】


最もコスパいいタピオカに選ばれたのは『85度C』。タピオカ店というより台湾発のカフェ&ベーカリーチェーンとしてご存知の方も多いのではないだろうか。同チェーンは良質な食品を良心価格で提供しているというイメージが強く、今回のコスパ賞も納得だ。

毎週水曜には、タピオカミルクティー2杯目が半額になるサービスも行っているそう。たくさん飲む人、大勢で飲む人の強い味方である。


──以上である!

ひとくちに「タピオカ」と言ってもお店それぞれに個性があるもの。この総選挙の結果は日本でのタピ活、そして台湾でのタピ旅の参考になるのではないだろうか?

ちなみに2019年8月10~11日には、台中駅前で総選挙で入賞したお店が一堂に会するイベントが行われるそう。上記のドリンク部門だけでなくタピオカフード部門で入賞したお店も出店するという。この時期に台中に行かれるタピファンは、迷わずGOだ!

参照元:台中タピオカフェスティバル聯合新聞中時電子報(中国語)
執筆:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.